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J-GLOBAL ID:201502210211622389   整理番号:15A0536010

インデンテーションによる灰白質および白質脳組織の機械的特性

Mechanical properties of gray and white matter brain tissue by indentation
著者 (8件):
資料名:
巻: 46  ページ: 318-330  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: W2351A  ISSN: 1751-6161  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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哺乳類の脳は,細胞体,樹状突起および無髄化軸索から成る灰白質外側層と,白質の内部コアにより構成されている。最近の証拠は,灰白質と白質の間の微細構造の違いが神経発達過程で重要な役割を果たしていることを示唆している。全体として脳組織はレオロジー的に十分に特徴付けされているが,灰白質と白質の個々の特徴はいまだによく分かっていない。本研究では,堅牢で信頼性が高く,反復可能な方法であるフラットパンチインデント法を用いて,灰白質と白質の機械的特性を定量化する。圧子径,負荷率,保持時間および死後の時間と場所が変化する灰白質と白質の弾性率を系統的に特徴づけるために,一連のインデントテスト(n=192)を行った。厚い,無傷の冠状スライスのインデンティングは,小さな標本に関連する共通の課題を解消することが分かった:それは自然に境界効果と脱水と腫れと構造上の劣化を最小限に抑える。脳切片は,無傷で維持し,水和すると,死後5日の全試験期間を通じて5%という低標準偏差の機械的特性を示した。白質の平均弾性率は1.895kPa±0.592kPaであり,平均弾性率1.389kPa±0.289kPaの灰白質よりも平均39%硬く,より大きな領域差を示した(P<0.01)。また白質は灰白質よりも粘性であり,機械的負荷への応等はより遅かった。灰白質と白質の間のレオロジーの違いを理解することは,神経発達と神経疾患における機械的環境を診断し,理解する上で直接的意味を持つかもしれない。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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医療用機器装置  ,  臨床診断学  ,  基礎診断学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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