抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ボイラは蒸気発生設備として,蒸気を利用する各方面において重要な役割を果たしており,省エネルギー対策として,排熱回収やドレン回収などの様々な手法が存在する。ボイラ用蒸気負荷診断装置は,簡単に蒸気使用量を演算できる装置である。蒸気流量計が不要で,ボイラの燃焼用ファンモータと燃料電磁弁に供給される電流値および,ボイラ缶内の圧力を計測することで蒸気使用量を換算する。負荷診断装置をボイラに設置して詳細なボイラの稼働状況を把握し,その稼働状況に対して既設ボイラが適切であるかを診断することにより,省エネに繋げることが,できる。また負荷診断装置だけでなく,仮想デバイスネットワークとクラウドサーバを用いた遠隔監視システム(MSma:スマートボイラシステム)を開発した。MSmaは,ボイラ及びユーティリティを常時監視し,異常が発生した場合の通報やメインテナンス及び予防保全のアドバイスが瞬時迅速に行えるサービス体制を確立するシステムである。さらに負荷診断装置を基盤として,多くの項目を分析してボイラ寿命を算出する寿命診断装置を開発し,これによりボイラの更新を推奨し,燃料費削減や二酸化炭素排出量削減を実現させ,環境保全に繋げていきたい。