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J-GLOBAL ID：201502210308071647   整理番号：15A1004469

蛋白質デリバリーのための自己集合性ペプチドおよび蛋白質の超分子ナノファイバー

Supramolecular nanofibers of self-assembling peptides and proteins for protein delivery

著者 (10件)： WANG Huaimin (State Key Lab. of Medicinal Chemical Biology, Key Lab. of Bioactive Materials, Ministry of Education, Coll. of Life ...) ,  WANG Youzhi ,  ZHANG Xiaoli ,  HU Yawen ,  YI Xiaoyong ,  MA Linsha ,  ZHOU Hao ,  LONG Jiafu ,  LIU Qian ,  YANG Zhimou
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 51  号： 75  ページ： 14239-14242  発行年： 2015年09月28日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 効率的な細胞内蛋白質デリバリー戦略を開発し,その評価を行った。本方法では,グルタチオン(GSH)還元に伴って超分子ナノファイバーを形成する,以前開発したペプチドNapGFFY(X)ssEE(XはLys,Glu,あるいはSer)を用いて,標的分子の超分子ナノファイバーへの封入および細胞内へのデリバリーを行う。モデル標的蛋白質である増強型緑色蛍光蛋白質(EGFP)とNapGFFY(X)ssEEを混合し,GSHを添加することで,EGFPを含んだ超分子ナノファイバーを得た。PBS緩衝液中のEGFPと比較して,超分子ナノファイバーに含まれるEGFPは顕著に安定性が増していた。HeLa細胞にEGFPを添加したとき,EGFPはほとんど細胞内に蓄積しなかった。これに対して,EGFPを含んだ超分子ナノファイバーを添加すると,EGFPは細胞内に蓄積した。本研究で開発したNapGFFY(X)ssEEに基づく方法は,細胞内蛋白質デリバリー戦略として有用であると結論付けた。

シソーラス用語： 超分子 ,  *ナノファイバ ,  自己集合 ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  *タンパク質製剤 ,  緑色蛍光タンパク質 ,  *オリゴペプチド ,  ヒドロゲル ,  電子顕微鏡観察 ,  SDS-PAGE ,  生体適合性 ,  HeLa細胞
準シソーラス用語： EGFP

分類 (2件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  ペプチド  (CF10080G)

物質索引 (3件)： N-[4-[[2-[[2-[[N-[(2-ナフチル)アセチル]-Gly-L-Phe-L-Phe-L-Tyr-L-Lys-]アミノ]エチル]ジチオ]エチル]アミノ]-4-オキソブタノイル]-L-Glu-L-Glu-OH ,  N-[4-[[2-[[2-[[N-[(2-ナフチル)アセチル]-Gly-L-Phe-L-Phe-L-Tyr-L-Glu-]アミノ]エチル]ジチオ]エチル]アミノ]-4-オキソブタノイル]-L-Glu-L-Glu-OH ,  N-[4-[[2-[[2-[[N-[(2-ナフチル)アセチル]-Gly-L-Phe-L-Phe-L-Tyr-L-Ser-]アミノ]エチル]ジチオ]エチル]アミノ]-4-オキソブタノイル]-L-Glu-L-Glu-OH

タイトルに関連する用語 (6件)： 蛋白質デリバリー ,  自己集合 ,  ペプチド ,  蛋白質 ,  超分子 ,  ナノファイバー