抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオマス燃料は,カーボンニュートラルな燃料であることから二酸化炭素の排出を抑制できるが,広域的に大規模な収集をすることが困難であり,林地残材などとして未利用のまま散在しているのが現状である。当社は,2011年にCFBボイラの優れた機能を損なわずに,林地残材などの収集規模に適した小型の循環流動層(Circulating Fluidized Bed CFB)ボイラを開発し,これまでに4設備を納入した。小型CFBボイラは,モジュール化設計を採用したことで,ボイラ本体の建設現場までの輸送や建設時の組立て作業が容易となり,受注から納入まで14カ月以下という短納期を実現した。小型CFBボイラの初号機は,再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の認定を受けて,環境負荷に配慮した発電事業に貢献している。本報では,小型CFBボイラの開発コンセプト(短納期,モジュール設計)および林地残材などのバイオマス燃料の有効利用について報告する。(著者抄録)