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J-GLOBAL ID：201502210346819582   整理番号：15A0907036

電磁特性技術の最新技術動向 非対称な差動伝送線路からの電磁放射特性

著者 (1件)： 萓野良樹 (秋田大)
資料名： エレクトロニクス実装学会誌  (Journal of Japan Institute of Electronics Packaging)
巻： 18  号： 5  ページ： 353-357  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： S0579C  ISSN： 1343-9677  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電子機器内の高速信号伝送方式には差動伝送技術が広く用いられている。本論文では,幾何学的に非対称な不等長差動伝送線路に関して,非対称構造がSパラメータ,放射電磁界に与える影響を検討し,等価回路モデルにより支配的な放射要因を解析した例を紹介した。今回の不等長配線では,モード変換|_Scd21|は位相ズレが発生する位置には依存しないが,位相ズレの領域が大きくなるほど電磁放射が増加した。実際の配線レイアウトにおいては,配線間隔を最優先にして始点部分での位相ズレを補償しない場合もあり,EMIの問題はより顕在化すると考えられることを述べた。

シソーラス用語： 電子装置 ,  *信号伝送 ,  *電磁波放射 ,  モード ,  *電磁干渉 ,  伝送品質 ,  伝送特性 ,  *完全性 ,  モード変換 ,  *マイクロストリップ線路 ,  ICパッケージ ,  プリント配線 ,  レイアウト ,  周波数特性 ,  *等価回路 ,  回路モデル ,  電界強度 ,  *回路解析 ,  配線設計 ,  有限差分時間領域法
準シソーラス用語： 差動モード ,  コモンモード ,  EMI【電磁干渉】 ,  信号完全性 ,  差動線路 ,  BGA

分類 (1件)： 伝送線  (NC04030C)

引用文献 (13件)：

• 1) S. Hall, G. W. Hall, and J. A. McCall: “High-Speed Digital System Design: A Handbook of Interconnect Theory and Design Practices,” John Wiley & Sons, INC., New York, 2000
• 2) 内田英成,虫明康人:“超短波空中線,”第7章,コロナ社,1955
• 3) 中西秀行:“差動伝送路の設計と信号品質,”Vol. 16, No. 3, pp. 181-186, 2013
• 4) 回路・実装設計技術委員会:“システムJisso-CAD/CAEの課題と展望,”エレクトロニクス実装学会誌,Vol. 17, No. 1, pp. 6-11, 2014
• 5) 上 芳夫:“差動伝送の基礎,”エレクトロニクス実装学会誌,Vol. 16, No. 3, pp. 176-180, 2013

タイトルに関連する用語 (5件)： 技術動向 ,  非対称 ,  差動伝送 ,  線路 ,  放射特性