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J-GLOBAL ID:201502210349324126   整理番号:15A0775841

Rayleigh散乱のCMBおよび宇宙構造への影響

Effects of Rayleigh scattering on the CMB and cosmic structure
著者 (3件):
資料名:
巻: 91  号: 8,Pt.A  ページ: 083520.1-083520.19  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 1550-7998  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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再結合中,およびその後の自由電子とのThomson散乱につけ加えて,光子はRayleigh散乱を通じて中性水素原子およびヘリウム原子に結合する。この結合は,宇宙マイクロ波背景(CMB)異方性および宇宙の物質分布に影響する。Rayleigh散乱断面積は光子の振動数の4乗に依存し,脱結合近くの不透明度を数パーセントレベルで修正するのみのため,解析を簡単にするためこれまでほとんどの文献で無視されてきた。この論文では,Rayleigh散乱の宇宙論的摂動への影響を調べ,その効果を定量化し,将来この効果を検出しうる方法を提案した。Rayleigh断面積の振動数依存性により,CMBパワースペクトルにパーセントレベルの振動数依存歪みが生じ,この歪みによりCMB温度および偏極の熱的性質が破れることを示した。その結果,CMB強度および異なる振動数での偏極パターンが互いに完全には相関しなくなり,実質的にCMB天空を記述するのに必要なランダム変数の数が2倍になった。一方で,付加的な原子との結合により物質分布とCMBレンズ効果が変化した。宇宙論的パワースペクトルへのRayleigh散乱の影響を捉える新しい方法を導入した。Rayleigh散乱は,CMB温度および偏極異方性を35GHzで約1%レベル(スケーリング∝ν4)で修正し,物質相関を約0.3%まで修正する。Rayleighシグナル,特に熱的(Rayleigh)E偏極とRayleigh(熱的)強度シグナル間の交差スペクトルは,フォアグランドが存在しても将来のCMBミッションで検出できるかもしれないことを示し,この新しい情報が,宇宙論パラメータの制限にどのように役立つか示した。
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分類 (2件):
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宇宙論  ,  赤外・Raman・Rayleighスペクトル一般(分子) 
タイトルに関連する用語 (2件):
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