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J-GLOBAL ID:201502210351349152   整理番号:15A1270348

高圧下における六方最密充填構造鉄の音速:実験的拘束,外挿,及び地震モデルとの比較

Sound velocity of hcp-Fe at high pressure: experimental constraints, extrapolations and comparison with seismic models
著者 (2件):
資料名:
巻:号: Mar  ページ: 2:3 (WEB ONLY)  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: U0650A  ISSN: 2197-4284  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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地球中心核物質は,主に六方最密充填構造の金属鉄から構成されると考えられる。高圧実験から得られた金属鉄の物性と中心核を通過する地震波の速度との比較から,実際の中心核物質の構成を拘束することができる。こうした意味合いを考慮して本稿では,高圧下における金属鉄の音速を決定するための実験についてのレビューを行った。地球内核の圧力は330万気圧~360万気圧とされる。1950年代には,衝撃波を使って高圧下での圧縮音速が決定された。近年になって,ダイヤモンドアンビルセル内の圧縮試料内の音響エコーから最大152万気圧でのP波速度が測定された。そのほかに,ブリルアン分光法,インパルス刺激光散乱法などが開発された。さらに,シンクロトロン源やX線回折技術を使った鉄合金の系統的実験が可能になった。また,核共鳴非弾性X線散乱から媒質内のフォノン密度が検出され,弾性テンソルの全てが決定できるようになった。これらの計測結果及び較正された金属鉄の状態方程式を用いて高温における圧力-音速関係を外挿し,基準となる関係式を得た。以上の結果に基づいた金属鉄の物性と実際の地震波速度との間のずれから,内核における不純物による複合効果が議論できるようになった。
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分類 (1件):
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地球の内部構造・組成 
引用文献 (54件):

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