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J-GLOBAL ID：201502210353906911   整理番号：15A0837952

中国,北Qilian造山帯からのBaijingsiエクロジャイトの組成及びSr-Nd-Hf同位体変化:原因,プロトリスの起源及び構造についての推論

Compositional and Sr-Nd-Hf isotopic variations of Baijingsi eclogites from the North Qilian orogen, China: Causes, protolith origins, and tectonic implications

著者 (9件)： KER Choon-Muar (Dep. of Earth Sciences, National Cheng-Kung Univ., Tainan 70101, Taiwan) ,  YANG Huai-Jen (Dep. of Earth Sciences, National Cheng-Kung Univ., Tainan 70101, Taiwan) ,  ZHANG Jianxin (Inst. of Geology, Chinese Acad. of Geological Sciences, Beijing 100037, CHN) ,  SHAU Yen-Hong (Dep. of Marine Biotechnology and Resources, National Sun Yat-sen Univ., Kaohsiung 80424, Taiwan) ,  CHIEH Chia-Ju (Dep. of Earth Sciences, National Cheng-Kung Univ., Tainan 70101, Taiwan) ,  MENG Fancong (Inst. of Geology, Chinese Acad. of Geological Sciences, Beijing 100037, CHN) ,  TAKAZAWA Eiichi (Dep. of Geology, Fac. of Sci., Niigata Univ., 2-8050 Ikarashi, Niigata 950-2181, JPN) ,  TAKAZAWA Eiichi (Mantle and Continental Crust Drilling Res., Res. and Dev. Center for Ocean Drilling Sci., JAMSTEC, Yokosuka 237-0061 ...) ,  YOU Chen-Feng (Dep. of Earth Sciences, National Cheng-Kung Univ., Tainan 70101, Taiwan)
資料名： Gondwana Research  (Gondwana Research)
巻： 28  号： 2  ページ： 721-734  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： W2249A  ISSN： 1342-937X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中国北西部,北Qilian造山帯のBaijingsi地域からのエクロジャイトについて,Sr・Nd・Hf同位体比と主要及び微量元素組成を測定し,これらの組成パラメータに対する沈み込み過程の影響を検討し,プロトリス特性の複雑さの解明を試みた。Baijingsiエクロジャイトの主要元素組成は玄武岩の範囲内にある。しかしながら,主要酸化物間に系統的な変化が見られないことから,変成作用の影響が多様であることが示唆される。7試料はNbとTaの枯渇が顕著であった。その内6試料はLa対Th,HFSE,LREEのプロットで一貫したトレンドを示した。それらをグループ1試料とした。グループ2試料としたその他の8試料は明瞭なLa-Zr,La-Smトレンドを示し,始原マントル正規化多重元素ダイアグラム上でTh-Nb-Ta-LREEにやや枯渇したフラットな変化パターンを示す。グループ1は,⁸⁷Sr/⁸⁶Sr-⁸⁷Rb/⁸⁶Sr,¹⁴³Nd/¹⁴⁴Nd-¹⁴⁷Sm/¹⁴⁴Nd,¹⁷⁶Hf/¹⁷⁷Hf-¹⁷⁶Lu/¹⁷⁷Hfトレンドにおいて,同位体比と存在比が比較的大きく変化するものが多い。試料のエラークロン年代,同位体系の閉鎖温度,同位体比対1/Xプロット(例えば⁸⁷Sr/⁸⁶Sr-1/Sr)に基づいて,Rb-Sr同位体系は変成による影響を被っており,一方Sm-NdとLu-Hf同位体系は一般にプロトリス特性を反映していると推論した。グループ1試料は一般にε_Hf(510)値がMORBのそれよりも高く,これは源岩の比較的高いLu/Hf比を反映していると考えられる。それらはまた,Ta/Yb-Th/Yb及びTh-Ta-Hf/3ダイヤグラム中で島弧溶岩の領域にプロットされる。これらの特徴は,島弧起源のプロトリスに由来することと調和的である。グループ2試料はε_Nd(510)値がグループ2試料のそれよりやや高く,MORB領域の低ε_Nd(510)縁部にプロットされる。グループ2試料のプロトリスは背弧海盆玄武岩として生じ,一般的な上部沈み込み帯中のグループ1試料のプロトリスを伴っていたであろう。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *中国西北部 ,  古生代 ,  *エクロジャイト ,  ストロンチウム同位体 ,  ネオジム同位体 ,  ハフニウム同位体 ,  化学組成 ,  微量元素 ,  造山帯 ,  蛍光X線分析 ,  ICP-MS分析 ,  成因 ,  *変成作用
準シソーラス用語： プロトリス ,  青海省

分類 (2件)： 同位体地質学  (DD01042T) ,  岩石成因論  (DE07020I)

タイトルに関連する用語 (11件)： 中国 ,  造山帯 ,  エクロジャイト ,  組成 ,  Sr ,  Nd ,  Hf同位体 ,  原因 ,  プロトリス ,  起源 ,  推論