文献
J-GLOBAL ID:201502210356036314   整理番号:15A1225483

カスパーゼ-11は非古典的インフラマソームシグナル伝達でガスダーミンDを切断する

Caspase-11 cleaves gasdermin D for non-canonical inflammasome signaling
著者 (27件):
資料名:
巻: 526  号: 7575  ページ: 666-671  発行年: 2015年10月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
大腸菌(Escherichia coli),ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium),フレクスナー赤痢菌(Shigella flexneri),およびBurkholderia thailandensisを含むグラム陰性菌由来の細胞内リポ多糖は,マウスではカスパーゼ-11を活性化し,ピロトーシスによる細胞死,インターロイキン1βのプロセシング,および致死的敗血症性ショックを引き起こす。カスパーゼ-11がこのような下流のシグナル伝達事象を実行する仕組みはほとんど解明されていない。今回我々は,ガスダーミンDがカスパーゼ-11依存的ピロトーシスとインターロイキン1βの成熟に不可欠であることを示す。エチル-N-ニトロソウレアによる変異誘発マウスを用いた順遺伝学的スクリーニングから,Gsdmdと細胞内リポ多糖応答の関連が明らかになった。遺伝子ターゲッティングにより作製されたGsdmd-/-マウス由来マクロファージも,細胞質のリポ多糖あるいはグラム陰性菌によって誘導されるピロトーシスやインターロイキン1β分泌に異常を示した。さらに,Gsdmd-/-マウスは致死量のリポ多糖に抵抗性を示した。機構的には,カスパーゼ-11はガスダーミンDを切断し,その結果として生じたアミノ末端断片が同一細胞内でピロトーシスおよびNLRP3依存的なカスパーゼ-1の活性化の両方を促進する。我々のデータは,ガスダーミンDがカスパーゼ-11の非常に重要な標的であり,グラム陰性菌に対する宿主応答の重要なメディエーターであることを明らかにしている。Copyright Nature Publishing Group 2015
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生体防御と免疫系一般  ,  細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る