文献

J-GLOBAL ID：201502210393491528   整理番号：15A0978136

ナノ双晶化した銅の薄膜における破壊

Fracture in a thin film of nanotwinned copper

著者 (4件)： ZENG Zhi (Woodruff School of Mechanical Engineering, Georgia Inst. of Technol., Atlanta, GA 30332, USA) ,  LI Xiaoyan (Center for Advanced Mechanics and Materials, Applied Mechanics Lab., Dep. of Engineering Mechanics, Tsinghua Univ. ...) ,  LU Lei (Shenyang National Lab. for Materials Sci., Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, Shenyang 110016, CHN) ,  ZHU Ting (Woodruff School of Mechanical Engineering, Georgia Inst. of Technol., Atlanta, GA 30332, USA)
資料名： Acta Materialia  (Acta Materialia)
巻： 98  ページ： 313-317  発行年： 2015年10月01日 
JST資料番号： A0316A  ISSN： 1359-6454  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ双晶化したCuは超高強度と高引張延性の異常なコンビネーションを示す。しかしながら,その破壊挙動および関連する微視的な機構はほとんど研究されていないままである。ここでは,本著者はナノ双晶化したCuの自立薄膜における破壊を分子動力学(MD)シミュレーションによって研究している。双晶境界に向いているプレクラックに対しては,MDシミュレーションはジグザグクラッキングの特徴的な破壊モードを示し,それは双晶境界によるクラック経路の周期的なdeflectionのために生ずる。破壊機構は,劈開破壊の代わりに,クラックの前にラセン転位媒介の局所的なシンニングを含んでいる。重要なことであるが,MDシミュレーションは〈110〉-配向クラックエッジのユニークな破壊足跡を示し,それはin situ透過電子顕微鏡からの以前の実験観察と一致する。本研究結果は,ナノ双晶による靭性過機構を明らかにし,金属薄膜の機械的破壊の理解のための幅広い含蓄も持っている。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *双晶 ,  改変 ,  *銅 ,  *破壊 ,  分子動力学 ,  転位【結晶】 ,  *金属薄膜 ,  延性 ,  計算機シミュレーション ,  双晶境界 ,  破壊モード ,  劈開【結晶】 ,  機構 ,  螺旋転位 ,  靱性 ,  亀裂
準シソーラス用語： *ナノ双晶 ,  双晶化 ,  破壊機構 ,  分子動力学シミュレーション ,  劈開破壊 ,  薄肉化

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノ双晶 ,  銅 ,  薄膜 ,  破壊