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J-GLOBAL ID:201502210411817428   整理番号:15A1013411

β-シクロデキストリンで官能基化したポリ(ε-カプロラクトン)ナノ繊維による効率的な創傷臭の除去

Efficient wound odor removal by β-cyclodextrin functionalized poly (ε-caprolactone) nanofibers
著者 (4件):
資料名:
巻: 132  号: 45  ページ: ROMBUNNO.42782  発行年: 2015年12月05日 
JST資料番号: C0467A  ISSN: 0021-8995  CODEN: JAPNAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中空の空洞やシクロデキストリン(CD)に存在する豊富なヒドロキシル基のおかげで,重合体-CD複合ナノ繊維は,様々な生物医学的用途に非常に大きな可能性を持っている。しかし,ほとんどの場合,特に脂肪族ポリエステルでは,ポリマー鎖はCD空洞へ容易に通り抜けるため,その可能性はまだ完全には実現されていない。ここで,著者らは,クロロホルム/N,N-ジメチルホルムアミド(60:40)から,その混合物をエレクトロスピニングすることにより,ポリ(ε-カプロラクトン)(PCL)/β-CDで官能化したナノ繊維の形成を報告した。純PCLおよびβ-CDで官能化した繊維の繊維径を,走査型電子顕微鏡から得られた画像から測定し,約500nmであることがわかった。エタノール中の酪酸およびプロピオン酸からなる,シミュレートされた創傷臭液を用いて,これらの複合繊維による創傷臭気吸収の効率を検討した。浸漬試験から,さらに理想的試験条件未満の下でも,β-CDを含むナノ繊維は,臭気マスキングにおいて非常に効率的であることを示した。ユニークな分解パターンを示す旧方法の熱重量分析およびGC観察により,β-CD官能化PCLナノ繊維の臭気マスキング能力をさらに確認した。PCL/β-CDナノ複合材料は,創傷用の理想的な環境を提供しながら,匂い物質との包接化合物の形成することにより,PCLによるそれらβ-CDの空洞を失くし,通り抜けなくすることにより,臭いを除去するための理想的な基質になることができた。これら結果は,例えば創傷臭気吸収,化学部位の表面グラフト,及び薬物送達のためのビークルなどの特定の用途のための重合体-CDナノ構造を構築することを示唆した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子と低分子との反応  ,  高分子固体のその他の性質 
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