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J-GLOBAL ID：201502210421389300   整理番号：15A1367143

MRIのT₁緩和性が増大した水分散性のGd₂O₃/GOナノ複合体の合成

Synthesis of Water-Dispersible Gd₂O₃/GO Nanocomposites with Enhanced MRI T₁ Relaxivity

著者 (6件)： WANG Fenghe (National Univ. Singapore (NUS), Singapore) ,  PENG Erwin (National Univ. Singapore (NUS), Singapore) ,  ZHENG Bingwen (National Univ. Singapore (NUS), Singapore) ,  LI Sam Fong Yau (National Univ. Singapore (NUS), Singapore) ,  LI Sam Fong Yau (NUS Environment Res. Inst. (NERI), Singapore) ,  XUE Jun Min (National Univ. Singapore (NUS), Singapore)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 41  ページ： 23735-23742  発行年： 2015年10月15日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MRI(NMRイメージング)において強いシグナルを得るための方法の一つとして,造影剤のスピン-格子緩和を増大させ,T₁を小さくする方法がある。著者らは,緩和性を増大させたGd₂O₃(GDO)ナノ粒子を,高い水溶性を持つ酸化グラフェン(GO)に付着させたナノ複合体を合成し,MRI造影剤としての適性を調べた。GDOナノ粒子をGOに付着させるためには,テトラヒドロフラン(THF)に溶かしたGDOナノ粒子とGO水溶液を混合し,超音波処理を行い,THFを蒸発させた。ここで,超音波処理の時間を調節することにより,ナノ複合体のサイズを調節できた。作成したGDO/GOナノ複合体は,34.48/mM・sというスピン-格子緩和値を持ち,これは市販の造影剤に比べ4~7倍大きかった。また,細胞毒性は,従来のガドリニウムに基づく造影剤に比べ低かった。

シソーラス用語： *NMRイメージング ,  *スピン-格子緩和 ,  *ナノ複合材料 ,  *グラフェン ,  *酸化物 ,  *酸化ガドリニウム ,  ナノ粒子 ,  造影剤 ,  化学合成 ,  分散【dispersion】
準シソーラス用語： ガドリニウム系造影剤 ,  *酸化グラフェン ,  水分散

分類 (2件)： 医用素材  (GA05040H) ,  NMR一般  (BM07041R)

タイトルに関連する用語 (5件)： MRI ,  T1緩和 ,  水分散 ,  Gd2O3 ,  ナノ複合体