抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京の国際観光名所の近くに立地し親しみやすくくつろげるホテルを目指して建築された。ホテルに付加価値をつける環境配慮設計として,自然エネルギーである太陽熱を有効に利用すべく,潜熱蓄熱材を利用したタイムラグ(時間差)空調システムを導入するとともに国土交通省主催の「住宅・建築物省CO2先導事業」にも採択されたホテルビルを紹介した。ビル構成は1~2階が店舗で3~14階がホテル。敷地面積約1000m
2,床述床面積約7800m
2である。本書では,その建築概要,建築計画,環境設計計画,を述べた。太陽熱利用は,設置場所が屋上のみの狭量性から集熱効率の高い太陽集熱パネルを用い排熱投入型吸収式冷温水機と組み合わせた。太陽熱集熱時間帯はホテルの運用形態と馴染まないので床下に潜熱蓄熱材を導入し昼間の熱を夕方以降に利用するタイムラグ方式を採った。その効果としてCO2削減効果を見ると,基準値140t-CO2/年に対して実際のエネルギー使用ベースでは,79.5t-CO2/年となっており,40%以上の削減効果が出ている。