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J-GLOBAL ID：201502210433568413   整理番号：15A0957764

反応混合により得た高密度ポリエチレン-POSSハイブリッドナノ複合材料のモルフォロジーと機械的性質

Morphology and mechanical properties of high density polyethylene-POSS hybrid nanocomposites obtained by reactive blending

著者 (2件)： GRALA Magdalena (Centre of Molecular and Macromolecular Studies, Polish Acad. of Sciences, Sienkiewicza 112, 90-363, Lodz, POL) ,  BARTCZAK Zbigniew (Centre of Molecular and Macromolecular Studies, Polish Acad. of Sciences, Sienkiewicza 112, 90-363, Lodz, POL)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 55  号： 9  ページ： 2058-2072  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高密度ポリエチレン-多面体オリゴシルセスキオキサン(HDPE-POSS)有機-無機ハイブリッドを作製し,その特性を調べた。該ハイブリッドは,PE鎖にPOSSをグラフトさせて得た。そのグラフトは,HDPEとマレイン酸無水物修飾HDPEとアミン変性POSSとの溶融状態での反応混練により,高効率のアミン-酸無水物反応を利用して達成した。得られたハイブリッドと混合体の構造,モルフォロジー,物理的性質を測定し,ハイブリッドナノ複合材料のモルフォロジーと機械的性質におよぼす,POSSの化学構造とグラフト率の影響を調べた。その結果,HDPE鎖上へのPOSS籠のグラフトは,POSSを分子状分散させることが分かった。それに反し,POSSと未変性のHDPEを単純に混合した系は,グラフトは一切生起せず,相分離した混合体が得られた。機械的試験結果は,POSS分子のグラフトによるPEの変性は,静的と動的両方の機械的性質に目立った影響を及ぼさなかったが,極限歪だけは,ハイブリッドと混合体は元のHDPEよりも低下した。衝撃特性(Izod衝撃強さ)は,POSSのグラフトによりわずかに向上した。HDPE-g-POSSハイブリッドはまた,未変性のポリエチレンよりも熱酸化安定性が大幅に向上した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *高密度ポリエチレン ,  ポリシルセスキオキサン ,  高分子有機-無機ハイブリッド ,  *ナノ複合材料 ,  *グラフト化【化学修飾】 ,  相溶性 ,  C-N結合 ,  ポリエチレン ,  モルフォロジー ,  機械的性質 ,  熱安定性 ,  分散【dispersion】 ,  相分離
準シソーラス用語： *POSS【オリゴマ】 ,  アミド結合 ,  マレイン化PE

分類 (2件)： ポリオレフィン  (YH07090L) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高密度ポリエチレン ,  POSS ,  ナノ複合材料 ,  モルフォロジー ,  機械的性質