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J-GLOBAL ID:201502210443429136   整理番号:15A0803567

ガチョウ脂肪肝でのmiR-33の発現の検出とその標的遺伝子の検証

Detection of miR-33 Expression and the Verification of Its Target Genes in the Fatty Liver of Geese
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 12737-12752 (WEB ONLY)  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:miRNAは18~25ヌクレオチド長の低分子一本鎖RNAである。これらmiRNAはmRNA転写物の3′非翻訳領域に結合して転写物の翻訳減少や分解を引き起こす。miRNA分子の役割は,細胞の分化,増殖,アポトーシス及び腫瘍生成など生物学的過程が異なる。miRNA-33は蛋白質遺伝子のイントロンによりコードされステロール調節エレメントに結合する。この分子はこれらの蛋白質と協力してコレステロール恒常性,脂肪酸レベル及び脂肪代謝発現関連遺伝子を調節する。ガチョウ脂肪肝の形成過程でのmiR-33の発現とその標的遺伝子を調べることは,miRNA調節機構の詳細な研究を促進し,ヒト脂肪肝の研究の基礎を築くであろう。方法と主な発見:本研究では,1)リアルタイム蛍光定量ポリメラーゼ連鎖反応(TaqManマイクロRNAアッセイ)によりLandesガチョウの給餌過程でのmiR-33発現を検出した。19日後に肝臓でのmiR-33発現レベルが対照群と比較して有意に増加した;2)分裂前期トランスクリプトームの実験結果と参考文献によりmiR-33の標的遺伝子を予測するために,バイオインフォマティクスソフトウェアプログラムTargetScan,miRDBとmiRCosmを用いてO-オクタノイル転移酵素(CROT),アシルCoAデヒドロゲナーゼ/3-ケトアシル-CoAチオラーゼ/エノイル-CoAヒドラターゼ,βサブユニット(HADHB)など9種の標的遺伝子をスクリーニングした。CHO細胞株における二重ルシフェラーゼレポータ遺伝子システムによりCROT,HADHB及びNeimann Pick C(NPC-1)がガチョウmiR-33の標的遺伝子であることを確証した。CROTの阻害率が最も高く70%に達した。する;3)シード配列(5′2~8塩基)はmiR-33の作用部位である。CROTの二つの予測標的部位は,miR-33の標的部位である。また,HADHBとNPC1の予測標的部位はmiR-33の標的部位である。結論/意義:1)19日間の過剰給餌後,ガチョウの肝臓でmiR-33の発現レベルがかなり増加する;2)CROT,HADHB及びNPC-1はガチョウのmiR-33の標的遺伝子である。これらの遺伝子は併合標的部位を決定する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  遺伝学研究法  ,  脂質の代謝と栄養 

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