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J-GLOBAL ID：201502210466499751   整理番号：15A0778704

データセンタにおける温度推定技術を用いた空調制御による省電力手法

著者 (4件)： 中村亮太 (NTT 環境エネルギー研) ,  竹内章 (NTT 環境エネルギー研) ,  中村雅之 (NTT 環境エネルギー研) ,  浦田穣司 (NTT 環境エネルギー研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J98-B  号： 5  ページ： 406-414 (WEB ONLY)  発行年： 2015年05月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年データセンタの消費電力が増え続けており,その削減が喫緊の課題となっている。データセンタにおいてはICT機器を冷却するための空調電力が全体の消費電力の約3割を占めており,その電力削減が求められている。空調電力の削減には空調設定の緩和が有効であるが,空調設定を緩和し過ぎるとICT機器の適切な冷却が行われず,システムの信頼性に影響を及ぼす恐れがある。よってICT機器の吸気温度上限を超えない範囲で空調設定を緩和し,消費電力を下げることが求められている。本論文ではICT機器の温度逸脱を防止する手法として,空調機の設定温度に対するICT機器吸込温度の推定手法を提案する。また本温度推定手法を用いて最適な空調設定温度を導出する空調制御手法を併せて提案する。最後に温度推定手法の推定精度及び空調制御による省電力化効果の実験室における検証結果について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： データセンタ ,  消費電力 ,  *省エネルギー ,  空気調和装置 ,  温度制御 ,  整定 ,  温度 ,  吸気 ,  予測 ,  精度 ,  効果 ,  *情報装置 ,  *通信装置
準シソーラス用語： 温度設定 ,  温度予測 ,  空調制御 ,  最適温度 ,  省エネルギー効果 ,  *省電力 ,  *情報通信機器 ,  推定精度

分類 (2件)： その他のディジタル計算機装置  (JC04070Q) ,  生産に関する一般問題  (JA01080A)

引用文献 (14件)：

• JEITA,"ITの省エネ化動向ならびにグリーンIT化動向に関する調査,"2008.
• 植草常雄,藁谷至誠,木下学,三宅弘朗,"データセンタにおける空調気流の応用設計技術に関する研究(第1報),"空気調和・衛生工学会学術講演論文集,pp.1235-1238,2007.
• 松尾啓吾,富永哲欣,"ICT装置キャビネット実装時における気流適正化手法,"2012信学ソ大(エレクトロニクス),C-6-5,Sept.2012.
• K. Matsuo, R. Nakamura, T. Hayashi, and T. Tominaga, "Design and evaluation method of airflow control element for server racks with ICT equipment," CLIMA2013, ID: 297, Prague, Czech Republic, June 2013.
• 竹内憲治,坂下行範,"サーバールームにおけるコールドアイル・ホットアイル空調方式の問題点,"日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.995-996,Sept.2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： データセンタ ,  推定 ,  空調制御 ,  省電力 ,  手法