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J-GLOBAL ID:201502210468418708   整理番号:15A1138815

覚醒ラットにおける中枢および末梢へのオキシトシン投与後の異なるBOLD活性化プロファイル

Distinct BOLD activation profiles following central and peripheral oxytocin administration in awake rats
著者 (10件):
資料名:
巻: 2015  号: Sept  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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文献の増加により鼻腔内または他の全身経路へのオキシトシン(OX)投与はおそらく脳におけるOT感受的な神経経路を直接活性化させることで向社会行動を変化させることが示唆された。末梢に投与されたOTがOT受容体に作用するのに十分な濃度で血液脳関門をこえるかはいまだに明確な証拠がない。この疑問に取り組むため,筆者らは覚醒ラットにおいて7.0Tで機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)を実施し,末梢へのOT投与(0.1,0.5,または0.2mg/kg)に対する応答における血中酸素濃度依存(BOLD)シグナル強度の変化を検討した。これらのデータを側脳室を通じて脳へ直接投与したOT(1μg/5μl)と比較した。ラット脳を171領域にセグメント化した3D的に記述されたMRIアトラスとコンピューター解析を用い,筆者らは中枢および末梢へのOT後のBOLD fMRIで明らかにされた神経統合回路の分布を再構築した。どちらの投与経路でも投与10分以内にBOLDシグナルが顕著に変化した。予測した通り,中枢OTはOT受容体の密度が高い脳領域の多く(外側中隔,海馬台,側坐核の外被,分界条床核など)を活性化させた。この活性化プロファイルは末梢OTと一致しなかった。末梢OTでのBOLDシグナルの変化は量的応答を認めなかった。興味深いことに,末梢へのOTは孤束核など自律神経系に関連した小脳およびいくつかの脳幹領域に加え,嗅球の下位区分のすべてに影響を与えた。このイメージング研究の結果から,末梢OTは脳に直接作用することは支持されない。代わりに,脳活動のパターンから,末梢OTは嗅球のレベルで相互作用し,自律神経系からの感覚求心路を通じ脳の活動に影響することが示唆される。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 

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