文献

J-GLOBAL ID：201502210490339730   整理番号：15A1079716

BaO-ZnO-NiO-SiO₂系における結晶化ガラスの高い熱膨張

High thermal expansion of crystallized glasses in the system BaO-ZnO-NiO-SiO₂

著者 (2件)： THIEME Christian (Otto-Schott-Institut fuer Materialforschung, Jena Univ., Fraunhoferstr. 6, Jena 07743, DEU) ,  RUESSEL Christian (Otto-Schott-Institut fuer Materialforschung, Jena Univ., Fraunhoferstr. 6, Jena 07743, DEU)
資料名： Ceramics International  (Ceramics International)
巻： 41  号： 10 PA  ページ： 13310-13319  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： H0705A  ISSN： 0272-8842  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： BaO-ZnO-NiO-SiO₂系における結晶化ガラスのガラス生成,結晶化および熱膨張挙動を研究した。ガラス中の最大NiO濃度は8.8mol%に達した。熱膨張が高いBaZn₂Si₂O₇相と誘導されたBaZn_2-xNi_xSi₂O₇固溶体が,作製したガラスから結晶化した。固溶体へのNiOの取込みによって低温相から高温相への遷移が促進された。紫外線-可視-近赤外分光法によって固溶体へのNiOの取込みを調べた。高温その場X線回折法および膨張計を用い,相転移を調べた。前述の相中へのNiO取込みにより,熱膨張率は11.1~17.2x10^-6K^-1の範囲になった。ほかの結晶化封止材と対照的に,熱膨張率は広い温度範囲(25~1000°C)でほぼ一定であった。さらに,多相ガラスセラミックスの熱膨張挙動はそれぞれのセラミックス相の熱膨張から予測できた。この結晶化ガラスはフェライト系ステンレス鋼やニッケル合金などの高熱膨張率の部材の封止材料として適切である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ガラスセラミック ,  多成分系 ,  酸化バリウム ,  酸化亜鉛 ,  酸化ニッケル ,  二酸化ケイ素 ,  *微細構造 ,  結晶化 ,  熱特性 ,  *熱膨張係数 ,  固溶度 ,  固溶体 ,  添加物効果 ,  相転移 ,  その場観察 ,  温度依存性 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察 ,  スペクトロスコピー
準シソーラス用語： 結晶化ガラス ,  *封止材料 ,  微細組織 ,  走査電子顕微鏡法 ,  紫外可視分光法

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： BaO ,  ZnO ,  SiO2 ,  結晶化ガラス ,  熱膨張