抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この論文では,ある確率分布に従ってリソース上を同期して自律的に移動する時間遅れを伴うマルチエージェントの振る舞いについて述べる。このモデルはセルオートマトンであり,リソースは一次元に配置された複数のセルからなり,各エージェントはこのセル上を確率的に移動する。あるセルから目的のセルに移動するとき,現在のセルよりも多くのエージェントが目的のセル上に存在するならば移動できないという相互作用を仮定する。この論文ではエージェント数が3,リソース数が3の場合に各エージェントの移動する確率分布の左または右方向へのアンバランス度(平均流速,average moving speed)が適度な値でアンバランスの方向が各ステップで等確率で選ばれるならば全体のエージェントの振る舞いがより安定になり,協調が可能であることを示す。(著者抄録)