文献

J-GLOBAL ID：201502210508434159   整理番号：15A1204900

5重双晶ナノワイヤの機械的特性に関する異方性弾性の効果

Influence of anisotropic elasticity on the mechanical properties of fivefold twinned nanowires

著者 (3件)： NIEKIEL Florian (Dep. of Material Sci. and Engineering, Friedrich-Alexander-Universitaet Erlangen-Nuernberg (FAU), 91058 Erlangen, DEU) ,  SPIECKER Erdmann (Dep. of Material Sci. and Engineering, Friedrich-Alexander-Universitaet Erlangen-Nuernberg (FAU), 91058 Erlangen, DEU) ,  BITZEK Erik (Dep. of Material Sci. and Engineering, Friedrich-Alexander-Universitaet Erlangen-Nuernberg (FAU), 91058 Erlangen, DEU)
資料名： Journal of the Mechanics and Physics of Solids  (Journal of the Mechanics and Physics of Solids)
巻： 84  ページ： 358-379  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： C0320A  ISSN： 0022-5096  CODEN： JMPSA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 既存の原子論的シミュレーションと実験では,同一配向の単結晶(SC)ナノワイヤ(NW)と比較すると,5重双晶(FT)面心立方金属NWのヤング率と降伏強度が増加することを示した。ここで著者らは,引張と圧縮の条件下で,直径2~50nmのSCとFTのAg,Al,Au,Cu,NiのNWに関する原子論的シミュレーションの結果を報告した。シミュレーションでは,SCとFTのNWのヤング率の違いは金属の弾性異方性と関係があり,Alの場合はヤング率が減少する関係があることを示した。著者らは,SCとNWのヤング率の違いの傾向を説明するために,結晶回位理論と拘束異方性弾性に基づいた単純な解析モデルを開発した。表面応力の役割と双晶境界の伸縮性を考慮すると,ヤング率で観測されるサイズ効果を説明することができた。さらにこのモデルは,FTNWの引張と圧縮のいろいろな相対降伏強度と材料と荷重に依存する破壊メカニズムも説明した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナノワイヤ ,  機械的性質 ,  *異方性 ,  *弾性 ,  双晶 ,  Young率 ,  計算機シミュレーション ,  降伏強さ
準シソーラス用語： *異方性弾性 ,  機械的特性 ,  原子論的シミュレーション ,  降伏強度

分類 (2件)： 固体の機械的性質一般  (BL01021C) ,  結晶学一般  (BK05010Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 双晶 ,  ナノワイヤ ,  機械的特性 ,  異方性弾性