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J-GLOBAL ID:201502210514829475   整理番号:15A0923193

細胞性ミトコンドリア酵素複合体の安定化及び30Kc19蛋白質の添加によるシアリルトランスフェラーゼ活性

Stabilization of cellular mitochondrial enzyme complex and sialyltransferase activity through supplementation of 30Kc19 protein
著者 (6件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 2155-2163  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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前報において,カイコ血リンパにおけるリポ蛋白質の30Kc19は,30Kc19遺伝子の発現又は組換え30Kc19蛋白質の添加により生産性及びグリコシル化を増強した。加えて,30Kc19は,in vitroにおいて,酵素安定化及び細胞貫通能を示した。本研究において,添加した30Kc19は細胞内に貫通し,細胞性酵素の安定性を増強すると仮定した。このことをin vitro及び細胞評価を使って調べた。シアリルトランスフェラーゼ(ST)の活性及び分離したミトコンドリア複合体I/IIIは,初期反応速度は変わらなかったが,用量依存的に30Kc19により増強されたことは,30Kc19は比活性よりむしろ酵素安定性を増強することを示唆した。細胞内酵素活性評価に対し,エリスロポイエチン(EPO)産生チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞内のST活性は25%以上増加し,HeLa細胞におけるミトコンドリア複合体II活性は30Kc19により50%以上増加した。細胞内ST活性の増加は,30Kc19を添加したCHO細胞において産生された糖蛋白質のシアル酸含量の増加をもたらした。同様に,増強ミトコンドリア複合体活性は,30Kc19添加HeLa細胞においてミトコンドリア膜電位とATP生産を50%以上増加させた。30Kc19は培地に添加することで,グリコシル化に対する細胞内酵素を安定化し,蛋白質生産性を増強したことから,30Kc19は効率的な工業用組換蛋白質生産のための価値あるツールになることが期待される。Copyright 2014 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  酵素一般 
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