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J-GLOBAL ID：201502210593434197   整理番号：15A1022469

特殊鋼を支える分析・検査技術 III.特殊鋼に使われる分析技術 1.微量分析

著者 (1件)： 赤見大樹 (日新製鋼)
資料名： 特殊鋼  (Special Steel)
巻： 64  号： 5  ページ： 21-23  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： F0349A  ISSN： 0495-7644  CODEN： TOKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼の性能は窒素,酸素,リン,硫黄など微量元素に大きく影響されることから,その定量分析技術は鋼の開発には欠くことのできない基盤技術となっている。本稿では,特殊鋼に使用されている微量元素の分析技術を紹介した。まず,微量分析の定義を紹介した。濃度が100ppm以下を微量,1ppm以下を極微量と定義される場合が多い。次に,特殊鋼に使用される定量分析法を湿式化学分析法,物理分析法,鋼中ガス分析法について概説した。その上で,その中から高温焼き戻し脆化の原因となる脆化元素のリンと硫黄,軸受け鋼の転動疲労寿命の要因元素である酸素,極微量添加で焼入れ性が改善されるほう素の各定量JIS法(硫黄定量法JISG1215-4,酸素定量法JISG1239,ほう素定量法JISG1227),および実験室的分析の事例について紹介した。最後に,試料調製で微量分析に当たり,最も重要な汚染防止のための様々な注意点について言及した。

シソーラス用語： *特殊鋼 ,  *微量分析 ,  酸素 ,  硫黄 ,  ホウ素 ,  JIS【規格】 ,  実験室 ,  試料調製 ,  鉄鋼分析 ,  測定精度 ,  *定量分析
準シソーラス用語： 実験室試験 ,  実験室評価 ,  熟練技能 ,  分析技術

分類 (2件)： 金属,合金の化学分析  (CC07040X) ,  鉄鋼材料  (WE02000W)

引用文献 (4件)：

• 小熊幸一: 金属、 Vol.75、 No,5、 p409-415
• K. Tanaka, T. Ichioka, M. Sera, Y. Kurakake and Y. Sukenobu: Tetsu-to-Hagane, 72 (1986), S1285
• K. Fujimoto, M. Shimura and S. Satoh: Tetsu-to-Hagane, 88 (2002), 6, p 285-291
• K. Oguma and N. Uehara: Tetsu-to-Hagane, 100 (2014), 7, p 818-831

タイトルに関連する用語 (4件)： 特殊鋼 ,  分析 ,  分析技術 ,  微量分析