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J-GLOBAL ID：201502210637235269   整理番号：15A0511481

金型鋳造したAl-10%Si-Mg系鋳物の時効硬化特性に及ぼす離型温度の影響

The Effect of Demolding Temperature on Aging Behavior in Al-10%Si-Mg System Alloys Cast by Permanent Mold

著者 (4件)： 才川清二 (富山大 大学院理工学教育部) ,  高田侑司 (鈴秀工業) ,  加野洋平 (中越銅工業) ,  池野進 (北陸職業能力開発大)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 4  号： 2  ページ： 115-121  発行年： 2015年03月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車体の軽量化のため,高品質Al合金ダイカストのさらなる特性改良が求められている。Al-Si-Mg系合金AA365は,鋳造直後に比較的高温で理型して水冷した後,T5処理を施すことが多い。しかし,時効挙動に及ぼす離型温度の影響は研究されていない。本研究では,Al-10%Si-0.05~0.9%Mg合金鋳物を金型鋳造し,離型温度を種々変化して時効挙動への影響を調べた。いずれの時効温度においてもMg含有量の増加に伴い時効硬化が顕著になった。0.3%Mg合金および0.9Mg合金において,離型温度が323Kから573Kに上昇した場合の硬化はわずかであったが,773Kに上昇すると大きく硬化した。

シソーラス用語： 軽量化 ,  *アルミニウム合金 ,  ケイ素含有合金 ,  マグネシウム添加合金 ,  *金型鋳造 ,  *時効処理 ,  時効硬化 ,  *金属組織 ,  析出物 ,  相組成 ,  結晶構造 ,  温度依存性 ,  経時変化 ,  凝固組織 ,  微小硬さ ,  電子顕微鏡観察 ,  X線回折分析 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  金属間化合物
準シソーラス用語： 自動車用材料 ,  自動車部品 ,  離型 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  組成依存性 ,  走査電子顕微鏡法

分類 (2件)： 鋳造法,鋳込  (WC01030Q) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (9件)：

• 1) 神戸洋史: 鋳造工学、81 (2009) 217.
• 2) 西直美: 鋳造工学、80 (2008) 677-683.
• 3) 西直美: 軽金属、57 (2007) 163-170.
• 4) 柳原恵美、武田秀、才川清二、松田健二、寺山清志: 日本ダイカスト会議論文集、JD12-23 (2012) 145-151.
• 5) 柳原恵美、大井田正人、小松陽介、阿部慎太郎、折井晋、武田秀、池谷拓哉、青島剛士、才川清二、松田健二: ダイカスト会議論文集、JD14-21 (2014) 143-149.

タイトルに関連する用語 (6件)： 金型鋳造 ,  Mg ,  鋳物 ,  時効 ,  硬化特性 ,  離型