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J-GLOBAL ID：201502210647530146   整理番号：15A0967285

すべての適所に非ガウス性を探すこと:非可分バイスペクトルに対する新しい基底

Looking for non-Gaussianity in all the right places: A new basis for nonseparable bispectra

著者 (4件)： BYUN Joyce (Cornell Univ., New York, USA) ,  AGARWAL Nishant (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  BEAN Rachel (Cornell Univ., New York, USA) ,  HOLMAN Richard (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 91  号： 12,Pt.A  ページ： 123518.1-123518.14  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： インフレーションゆらぎの初期量子状態は,通常Bunch-Davies状態に取られるが,インフレーションを有効理論として扱う観点からは,それらがインフレーションを起こしかつ場の理論を満たす限り,その選択をオープンにしておくべきである。宇宙マイクロ波背景(CMB)および大規模ゆらぎにおける統計量で測定可能な,インフレーション摂動の分布における非ガウス性は,これらの摂動に対する非自明な量子状態の探査に用いることができる。一般の非Bunch-Davies初期状態に対するバイスペクトルは非常に振動的で,3つの運動量モードを分離させた可分な関数の形で表わせない。そのため,バイスペクトルを通じてこれらの状態を計算機的に調べることが困難になる。CMBデータと効率よく比較するには,運動量空間の実際の形に著しい類似性を有する可分なテンプレートを構築する必要がある。この論文では,異なる非標準的初期条件の下で,種々のインフレーションシナリオを考え,役に立つテンプレートを構築するのに何が最善か考えた。通常は,可分な多項式またはFourie基底を用いてバイスペクトルを表わすが,ここでは,それらに加えて,局所区分スプライン関数を用いて表わした。スプライン基底は,複雑なパターンのデータをなめらかに内挿するのに適しており,自然にほぼ直交し,その実装が容易でかつ多くのモードに拡張できる。現存の方法に比較して,スプライン基底は,一般の初期状態の理論空間のセクターに対して,形状間のコサインによって測定される真のバイスペクトルをよりよくフィットできることを示した。したがって,この方法は,インフレーション宇宙の基本的性質によって生成される非自明な性質を調べる有効な方法になると議論した。

シソーラス用語： 統計量 ,  状態 ,  インフレーション宇宙 ,  宇宙黒体放射 ,  スペクトル ,  高次統計量 ,  *スプライン関数
準シソーラス用語： *バイスペクトル ,  宇宙の大規模構造 ,  宇宙マイクロ波背景放射 ,  初期状態 ,  *非ガウス性 ,  量子状態

分類 (2件)： 宇宙論  (DB07000D) ,  宇宙線起源  (DB02020Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 非ガウス性 ,  バイスペクトル ,  基底