文献

J-GLOBAL ID：201502210689969482   整理番号：15A1189025

金型設計・加工・材料の最新技術 高鏡面・高耐錆性プラスチック金型用P21改良鋼のCu及びNiAl析出制御による高靱性化

著者 (1件)： 橋邦彦 (日本製鋼所 室蘭研)
資料名： プラスチックスエージ  (Plastics Age)
巻： 61  号： 11  ページ： 47-52  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： G0951A  ISSN： 0551-0503  CODEN： PUEJDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： UPD2の最高硬さが仕様硬さ上限(42HRC)以下になるように,析出強化元素の含有量を低減し,強化に寄与する析出量の適正化を試みた。Cuを無添加としAlの含有量を減らした試料をいくつか作成し時効硬化温度とロックウェル硬さの関係を検討した結果,Cuフリーとし,Al含有量を減らした0.2Al鋼がUPD2とは異なる時効硬化挙動を示し,最高硬さは40HRC程度になり,UPD2より7ポイント低くもっとも適した組成であった。また450および550°Cにおける構成相はCrリッチのM₂₃C₆型の炭化物と考えられる。この0.2Al鋼に対して鏡面磨きを行いUPD2と比較したところ,面粗度はUPD2より小さくピンホールも見られなかった。またUPD2ではオレンジピールが見られたが,0.2Al鋼では観察されず良好な鏡面磨き性を有していた。水道水に1週間浸漬したときの腐食度はUPD2と同等であった。

シソーラス用語： 時効硬化 ,  炭化物 ,  *高分子加工用型 ,  高分子加工機 ,  鏡面仕上 ,  腐食 ,  表面粗さ ,  押込硬さ ,  温度 ,  アルミニウム添加合金 ,  析出硬化 ,  耐食性 ,  靱性 ,  化学組成 ,  *ダイス鋼 ,  溶体化処理 ,  非金属介在物 ,  金属組織 ,  高分子加工
準シソーラス用語： Rockwell硬さ ,  プリハードン金型鋼 ,  熱処理温度

分類 (1件)： 成形工程とその装置一般  (YH04030C)

タイトルに関連する用語 (9件)： 金型設計 ,  鏡面 ,  耐錆性 ,  プラスチック ,  金型 ,  p21 ,  Cu ,  析出 ,  靱性