イオン液体1-エチル-3-メチルイミダゾリウム塩化物におけるミルドウッドリグニンの反応挙動

OGAWA Shintaro; MIYAFUJI Hisashi

文献

J-GLOBAL ID：201502210753293790 整理番号：15A1025209

イオン液体1-エチル-3-メチルイミダゾリウム塩化物におけるミルドウッドリグニンの反応挙動

Reaction behavior of milled wood lignin in an ionic liquid, 1-ethyl-3-methylimidazolium chloride

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資料名：
巻： 61 号： 3 ページ： 285-291 発行年： 2015年06月
JST資料番号： L3386A ISSN： 1435-0211 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

イオン液体1-エチル-3-メチルイミダゾリウム塩化物([C2mim][Cl])におけるスギ(Cryptomeria japonica)およびブナ(Fagus crenata)から得られるミルドウッドリグニン(MWL)の反応挙動を調べた。この溶媒は木材を液化することが可能である。油浴あるいはマイクロ波照射を用い,120°C,[C2mim][Cl]でサンプルを処理した。MWLは[C2mim][Cl]に容易に溶解した。可溶化されたが,MWLはわずかに解重合され,それは処理96時間後にその高分子量を保持した。バニリン,コニフェリルアルデヒド,シリングアルデヒドおよびシナピルアルデヒドのような低分子量化合物は少量のみ産生された。処理時間はMWLと反応した[C2mim][Cl]から塩素に及んだ。これらの結果から,[C2mim][Cl]による制限された解重合および修飾が生じるにもかかわらず,MWLが[C2mim][Cl]中で安定であることが示された。Copyright 2015 The Japan Wood Research Society Translated from English into Japanese by JST.

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木材化学

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