文献
J-GLOBAL ID:201502210755375432   整理番号:15A1204740

日本の製紙産業の技術開発史 第2回 洋紙の発祥

The History of Technological Developments of the Paper Industry in Japan: Part 2: The Dawn of the Japanese Paper Industry
著者 (1件):
資料名:
巻: 69  号: 11  ページ: 1223-1231  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
明治維新に当たる19世紀後半では,ヨーロッパ,アメリカの製紙産業は,抄紙機を実用化し,木材パルプを開発しつつあり,近代製紙産業の原型を作り上げている時期であった。紙の需要増と相まって,各地に製紙村が生まれ,躍動的に発展しつつあった。それを目にした日本人のパイオニア達が自分たちでも紙を生産しようと考えた。挫折を繰り返しながら,当時の中型抄紙機を輸入し,ぼろを原料として,お雇い外人の指導で紙の生産を始めた(1872年)。しかし,短期間で技術を習得し,外人を解雇し,さらに,最初の輸入円網抄紙機のコピーまで自製しているのには驚かされる。この時代の日本の学習能力や機械加工技術の高さが後の発展の基となるのであろう。この日本製紙産業の黎明期を引っ張ったのが,海外で実習した若い技術者達(第一世代)であった。小野寺正敬,村田一郎であり,それに続く真島襄一郎,大川平三郎である。この海外を自分の眼で見て,新技術を積極的に採用しようする姿勢は,戦前期を通して見られる特徴である。次回は,日本における洋紙生産の発展を紹介する。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
紙・パルプ工業一般 
引用文献 (19件):
  • 1) 飯田清昭 : 製紙産業の技術開発史紙パ技協誌 Vol. 69, No. 8, p. 68
  • 2) 飯田清昭 : 抄紙機における技術開発の歴史 第2部 紙パ技協誌Vol. 68, No. 6, p. 38 (2014)
  • 3) Joel Munsell : Chronology of paper and paper-making, ALBANY : J. MUNSELL, 78 STATE STREET. 1864 (internet上で閲覧可能)
  • 4) 飯田清昭 : ぼろから木材へ : 木材パルプ技術開発の歴史 (前篇) 紙パ技協誌Vol. 67, No. 11, p. 84 (2013)
  • 5) 安彦正一 : 明治初年における洋紙産業に見るお雇い外人の貢献 東京交通短期大学 研究紀要第14号 (2008. 12)
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る