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J-GLOBAL ID:201502210775315770   整理番号:15A0833415

中枢神経系リンパ管の構造と機能の特徴

Structural and functional features of central nervous system lymphatic vessels
著者 (12件):
資料名:
巻: 523  号: 7560  ページ: 337-341  発行年: 2015年07月16日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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中枢神経系の特徴の1つに,古典的なリンパ排液系の欠如がある。中枢神経系は常時,免疫による監視を受けており,それが行われているのは髄膜区画内であることは現在認められているが,免疫細胞の中枢神経系からの出入を支配している機序についてはほとんど分かっていない。T細胞の髄膜への出入に使われる通路を探索している際に,我々は硬膜静脈洞の内表面を覆っている,機能を備えたリンパ管を見いだした。この構造は,リンパ管内皮細胞の分子的特徴を全て発現しており,脳脊髄液から髄液と免疫細胞の両方を輸送可能で,深部にある頸部リンパ節に連結していた。これらのリンパ管は独特な位置を占めているためにこれまで発見されなかった可能性があり,このことが中枢神経系にはリンパ管構造が存在しないというずっと以前からの説の一因なのだろう。中枢神経系のリンパ管系が見つかったことで,神経免疫学における基本的な仮説の再評価が必要となるかもしれない。また,免疫系の機能障害と関連する神経炎症性疾患や神経変性疾患の病因解明に新しい見方を提供する可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2015
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リンパ系 
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