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J-GLOBAL ID：201502210792038608   整理番号：15A1198694

共晶結晶を用いた新規白色LED用光変換材料の開発

著者 (6件)： 射場久善 (宇部興産 無機機能材料研) ,  稲森太 (宇部興産 無機機能材料研) ,  吉村正文 (宇部興産 無機機能材料研) ,  坂田信一 (宇部興産 無機機能材料研) ,  田中久男 (宇部興産 無機機能材料研) ,  河野孝史 (宇部興産 無機機能材料研)
資料名： Fine Ceramics Report  (Fine Ceramics Report)
巻： 33  号： 4  ページ： 142-145  発行年： 2015年10月20日 
JST資料番号： L0506A  ISSN： 0911-5269  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通常白色LEDは,蛍光体粉末をエポキシ樹脂などに分散させたものを,青色LEDに塗布し白色を作っているが,樹脂は熱耐久制に問題がある。そこで高耐熱材料であるY₃Al₅O₁₂/Al₂O₃共晶結晶(MGC)の白色LEDへの展開を考えた。本稿では,このMGCを用いた白色LED用光変換材料の製法,及び特徴について解説した。まず,MGCの作製工程と組織構造について紹介した。MGCは,酸化物の共晶組成の融液から一方向凝固によって作製され,共晶結晶からなる。次に,高輝度LEDへ向けた技術課題について述べた。素材開発,接着剤フリー技術開発の二点であった。最後に,前節で取り上げた技術開発の課題への対策の取組みを,以下に述べた。1)素材開発:光学特性の向上,材料組織制御,育成結晶の大口径化素材開発など。2)接着剤フリー技術開発:高輝度白色LEDの実現に向けた超平坦化処理,直接接合技術の確立,の二点を解説した。

シソーラス用語： 結晶化 ,  結晶成長 ,  *発光ダイオード ,  *イットリウムアルミニウムガーネット ,  アルミナ ,  蛍光体 ,  セシウム ,  一方向凝固 ,  大口径 ,  酸化物 ,  屈折率 ,  微細構造 ,  *光学的性質
準シソーラス用語： YAG【ガーネット】 ,  共晶結晶化 ,  蛍光体薄膜 ,  光学特性 ,  光変換 ,  高輝度光源 ,  組織制御 ,  直接接合 ,  *白色LED ,  微細組織

分類 (2件)： 発光素子  (NC03082G) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (8件)：

• Y. Waku : Oxide Eutectic Ceramic Composites, in Metal and Ceramic Matrix Composites, ed. B. Cantor, F. Dunne and I. Stone, IOP Publishing Ltd., London, UK, p 407-419 (2004)
• S. Sakata and Y. Waku : Ceramic Composite Material for Optical Conversion and Use Thereof, WO2004/065324
• T. I. Mah and M. D. Petry : Eutectic Composition in the Pseudobinary of Y₄Al₂O₉ and Y₂O₃, Journal of the American Ceramic Society, 75[7], p2006-2009 (1992)
• T. Ishikawa, S. Sakata and A. Mitani : Durable, Ultra-luminous Structure for Incandescent, High-Power White-LED, International Journal of Applied Ceramic Technology, 3[2],p144-149 (2006)
• S. Sakata, A. Mitani, K. Shimizu and Y. Waku : Crystallo-graphic Orientation Analysis and High Temperature Strength of Melt Growth Composite, Journal of the European Ceramic Society, 25[8], p1441-1445 (2005)

タイトルに関連する用語 (5件)： 共晶 ,  結晶 ,  白色LED ,  光変換 ,  開発