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J-GLOBAL ID：201502210818771600   整理番号：15A0958305

フラクタル窒化炭素ハニカム格子の固有半金属性

Intrinsic half-metallicity in fractal carbon nitride honeycomb lattices

著者 (2件)： WANG Aizhu (School of Physics and State Key Lab. of Crystal Materials, Shandong Univ., Jinan 250100, Shandong, China. [e-mail]) ,  ZHAO Mingwen
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 17  号： 34  ページ： 21837-21844  発行年： 2015年09月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フラクタルは「すべてのスケールで完全に同一の,あるいは異なるスケールでほぼ同一」の繰返しパターンを示す自然現象である。最近の研究[Shang他,Nature Chem.,2015,7,389~393]で,欠陥の無い分子フラクタル集合に成功した。本論文で,スピントロニクス応用に望ましい固有半金属性と高い安定性を有する二次元(2D)材料を探索して,繰返しパターンの特性を選択した。第一原理計算を用いて,窒化炭素のフラクタルフレームワークの電子特性が,フラクタル構造に強く依存した半金属性を伴う安定な強磁性を持つことを明らかにした。強磁性は,フラクタル次数の増大に伴い,徐々に増加した。モンテカルロシミュレーションで算定したこれら無金属系のCurie温度は,室温より大幅に高かった。窒化炭素フレームワークにおける安定な強磁性,固有半金属性,およびスピン分布のフラクタル特性は,エキゾチックな無金属磁性材料設計に道を拓いた。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *フラクタル ,  *炭素化合物 ,  *窒化物 ,  *格子 ,  *半金属 ,  反復配列 ,  スピントロニクス ,  *計算 ,  強磁性 ,  フラクタル次元 ,  *シミュレーション ,  Curie温度 ,  構成 ,  エキゾチック分子 ,  磁性材料 ,  バンド構造 ,  状態密度 ,  磁気モーメント ,  温度依存性 ,  階層構造系 ,  密度汎関数法
準シソーラス用語： *ハニカム格子 ,  フレームワーク ,  *モンテカルロシミュレーション ,  *二次元格子 ,  *第一原理計算 ,  *窒化炭素 ,  電子状態密度

分類 (4件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  非金属元素とその化合物の結晶構造  (BK07010N) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： フラクタル ,  窒化炭素 ,  ハニカム格子 ,  固有 ,  半金属性