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J-GLOBAL ID:201502210882820801   整理番号:15A1274193

オンラインファシリテーション支援機構に基づく大規模意見集約システムCOLLAGREE-名古屋市次期総合計画のための市民議論に向けた社会実装

A Large-scale Consensus Support System called COLLAGREE based on Online Facilitation Functions-A Real-world Application for Nagoya Next Generation Total City Planning
著者 (5件):
資料名:
巻: 56  号: 10  ページ: 1996-2010 (WEB ONLY)  発行年: 2015年10月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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オンライン議論に関する研究分野では,多様な視点を持った大規模な人数による意見集約が重要な研究課題となってきている。たとえば,都市開発での市民参画の分野において,強い民主主義や効率的な都市計画の実現を目指し,市民から直接的により多くの意見を集める議論システムの実現が求められている。一方で,集合知の観点から,WikipediaやLinuxのような大規模な参加を前提としたオープンな協働活動やオープンソースソフトウェア開発活動では,一部のマネジメント層による管理や整理がきわめて重要であることが指摘されている。オンライン議論においても,自然に集約が進むわけではなく,マネジメント層が必要であるといえる。本論文で提案するシステムCOLLAGREEでは,大規模なオンライン議論におけるマネジメント層の役割として,人間のファシリテータを導入し,適切な議論プロセスの進行を導く。社会実験として,名古屋市次期総合計画に関するインターネット版タウンミーティングにCOLLAGREEを導入した。本社会実験では,2週間で,264名の登録者,1,151件の意見,18,466件の閲覧を得ることができた。実験結果より以下の4つの知見を得た。(1)ファリシテーションの有用性が確認できた。また,ファシリテーション支援機能とファシリテータによる(2)炎上のような不適切な状態の回避と,(3)議論における発散と集約の適切な進行ができた。さらに,インターネット版のタウンミーティングとして,(4)若い年齢層の参加者を集めることができた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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都市問題,都市防災 
引用文献 (23件):
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