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J-GLOBAL ID:201502210887946030   整理番号:15A1085923

Ag+-シトシン相互作用について IR光分光法および密度汎関数理論によって探測したミクロ水和の影響

On the Ag+-cytosine interaction: the effect of microhydration probed by IR optical spectroscopy and density functional theory
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号: 39  ページ: 25915-25924  発行年: 2015年10月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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OrsayのFree Electron Laser施設(CLIO)を利用して900~1800cm-1スペクトル域の質量選択赤外多光子解離(IRMPD)分光法によりシトシン-Ag+[CAg]+およびシトシン-Ag+-H2O[CAg-H2O]+錯体の気相構造を研究した。実験によるIRMPDスペクトルを計算によるさまざまな低エネルギー異性体のIR吸収スペクトル(B3LYP汎関数ならびにC,H,NおよびO原子については6-311G++(d,p)基底関数系およびAgについてはStuttgart有効内殻ポテンシャルを用いてDFTレベルで計算した)と比較した。[CAg]+錯体では同一部分のケト-アミノ(KA)形のシトシンを有するただ1つの異性体と,シトシンのC(2)=O(7)基およびN(3)と同時に相互作用するAg+を観測した。しかし,気相の錯体の一水和によってAg+が水分子のO原子およびシトシンのN(3)またはC(2)=O(7)基と相互作用している[CAg-H2O]+錯体の2つの準等エネルギー構造が安定化した。IRMPD速度プロットから決定した2種類の異性体の相対ポピュレーションは計算値と良好に一致した。これらの結果とプロトン化シトシン[CH]+およびその一水和錯体[CH-H2O]+の結果との比較からH+とAg+との間のいくつかの興味ある差異が示された。特に,単一水分子は[CH-H2O]+の場合に異性化反応を触媒するが[CAg-H2O]+の場合に水を加えると小さなエネルギー障壁(0.05eV)によって分けられた2つの異性体が安定化することを見いだした。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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錯体の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  ,  分子化合物 
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