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J-GLOBAL ID：201502210959134108   整理番号：15A0909442

高密度化液体酸化ゲルマニウムにおける熱力学的前駆体,液液相転移,動的およびトポロジカルな異常性

Thermodynamic precursors, liquid-liquid transitions, dynamic and topological anomalies in densified liquid germania

著者 (2件)： PACAUD F. (Lab. de Physique Theorique de la Matiere Condensee, Paris Sorbonne Universites, UPMC, 4 Place Jussieu, F-75252 Paris ...) ,  MICOULAUT M. (Lab. de Physique Theorique de la Matiere Condensee, Paris Sorbonne Universites, UPMC, 4 Place Jussieu, F-75252 Paris ...)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 143  号： 6  ページ： 064502-064502-14  発行年： 2015年08月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高密度化液体ゲルマニア(酸化ゲルマニウム,GeO₂)の熱力学,動力学,構造,および剛性特性を,古典的分子動力学シミュレーションを用いて調べた。熱力学的な枠組みから,熱力学的前駆体(自由エネルギーの微分極値)を検出することを可能にし,液液相転移の可能性を一般的に示唆する液体の解析的状態方程式を構築した。今回のゲルマニアシステムに関して,そのような前駆体および基本的な液液相転移の可能性は,温度を下げて動力学をゆっくりにすることで隠されることを見出した。この点において,ゲルマニアは,シリカあるいは水のような親となる4面体システムに比べて極めて異なる挙動をする。次に,配位種の変化に強く相関する拡散異常性(密度/体積の変化による拡散の極大),および液体剛性を減少させ,輸送を促進する結合-変角(BB)トポロジー制限の軟化を検出した。この拡散性の異常は,最終的に,対相関エントロピーおよび構造緩和に結び付いたRosenfeld型スケーリング則から具体化された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *物質 ,  *酸化ゲルマニウム ,  *前駆体 ,  *相転移 ,  *液体構造 ,  剛性 ,  計算機シミュレーション ,  *位相幾何学 ,  熱力学 ,  状態方程式 ,  動力学 ,  拡散 ,  情報理論 ,  情報量 ,  エントロピー ,  構造緩和 ,  スケール則
準シソーラス用語： *高密度物質 ,  *液液相転移 ,  分子動力学シミュレーション ,  *トポロジー ,  ゲルマニア ,  拡散性 ,  対相関 ,  Renyiエントロピー ,  スケーリング則

分類 (2件)： 流体動力学一般  (BC02010G) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高密度化 ,  酸化ゲルマニウム ,  熱力学 ,  前駆体 ,  液液相転移