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J-GLOBAL ID:201502210979078115   整理番号:15A1229985

「フルオレンセルロースファイバー(FLCF)」の開発

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資料名:
巻: 24  号: 11  ページ: 7-10  発行年: 2015年11月10日 
JST資料番号: L1693A  ISSN: 0918-7510  CODEN: KUENE9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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セルロースファイバーは,鋼鉄の5倍以上の強度を有し,線膨張係数も0に近く,さらに植物由来であるため環境負荷が小さく,樹脂ファーバーをはじめとする様々な機能性材料としての活用が期待されているが,その分子構造をみると水と馴染みやすい水酸基を極めて多く有しており,親水性の非常に強い物質である。一方,フルオレン誘導体の主骨格であるフルオレンは,高い疎水性を有していることに加え,樹脂材料,炭素材料への分散性が高い。フルオレン誘導体を用いてセルロースファイバーを表面修飾したフルオレンセルロースファイバー(FLCF)を開発した。FLCFは,セルロースに,フルオレン誘導体,触媒,ならびに有機溶媒を加えて反応させた後,洗浄濾過工程ならびに乾燥工程を経て得ることができる。FLCFの電子顕微鏡写真を見ると,セルロースの繊維が凝集することなく,分散状態を保持していることがわかる。ポリ乳酸(PLA)とFLCFを有機溶媒中に分散させた後,溶媒を留除することにより得られたPLA-FLCFのマスターバッチを,PLA中で溶融混練することにより,PLA-FLCFの複合シートを得た。引張試験を行ったところ,原料セルロースよりFLCFを用いた場合に強度が向上した。さらにセルロースをフルオレン誘導体で処理することにより,PLAなどの樹脂中への分散性が向上し,樹脂に対して高いファイバー効果を発現することが確認された。
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