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J-GLOBAL ID:201502210998371567   整理番号:15A0895702

ダイズ(Glycine max Merr.)を将来の[CO2]に適応させる可能性はあるか? 開放系高CO2における18品種の収量応答の解析

Is there potential to adapt soybean (Glycine max Merr.) to future [CO2]? An analysis of the yield response of 18 genotypes in free-air CO2 enrichment
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巻: 38  号:ページ: 1765-1774  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: W0792A  ISSN: 0140-7791  CODEN: PLCEDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大気[CO2]の上昇は,C3光合成を増加させる均一で世界的な変化であり,世界的な気候変動の作物収量に対する負の影響の一部を相殺することができる。[CO2]の上昇に対する収量応答性の遺伝的変異は,応答性の高い作物品種を育成する機会を提供するであろう。ダイズ(Glycine max Merr.)18品種の複数年の研究を行って,完全に開放系で反復圃場条件の下でシーズン中の上昇[CO2](550ppm)にする応答性の変異を明らかにした。18品種の平均で,上昇[CO2]は,総地上部バイオマスを22%まで増加させたが,種子収量の増加はわずか9%であった。これは,部分的には,ほとんどの品種が種子のエネルギーの分配を減少させたためである。4年以上の研究で,上昇[CO2]に対して最高と最低で応答した品種で年ごとに一貫性が認められたので,CO2応答の遺伝性が示唆された。6品種をさらに分析したが,収量応答の変異に関して光合成ベースでは明確ではなかった。種子への分配が減少したものの,現状[CO2]において最も高い分配係数を持つ品種は,上昇[CO2]において最も高い分配係数も示した。こうした結果は,上昇[CO2]に対するダイズ応答の遺伝的変異が存在することを示しており,将来の大気環境に適したダイズ育種に必要となる。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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豆類  ,  遺伝的変異  ,  植物生理学一般  ,  気候学,気候変動 

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