抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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摩擦接合プロセス関係では,異種材料の接合及び新たな接合プロセスの開発の2分野の報告が活発である。そこで本稿では,この状況を踏まえ,最近2年間の摩擦接合プロセスに関する研究の成果から特に注目されるものを紹介した。1)摩擦撹拌接合及び関連技術;異種材料接合では,これまで見られなかった金属と樹脂の接合研究が報告され始めた。接合プロセスの開発では,FSW継手各部の温度履歴の制御,可搬型小型FSWに向けたプロセス荷重の低減の二つの研究活動,またFSWに関する基礎科学分野では,FSWツール近傍材料の塑性流動現象の三次元可視化の報告などが注目された。2)摩擦接合;近年は,接合面を回転摺動させる鉄鋼材料などを対象とした摩擦圧接(RFW)とこれを往復摺動させるTi合金を対象としたリニア摩擦圧接(LFW)に関する実験と理論の両面で大きな進歩が見られた。3)超音波接合;金属板の重ね点接合など対象・用途に応じた接合条件の関する研究が多く報告された。