抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ノイズシミュレーションにおける基礎知識として,回路に使われる回路計算における複素数の意味について,よく使われる計算や表記を中心に解説した。まず,前準備として,複素数による交流信号の表し方と,それらの信号の演算について,正弦波を例に解説した。次に,具体的な複素数の表現例・使用例として,1)インピーダンスの複素数,2)比率の複素数表示(反射係数やSパラメータなど),3)電力の複素数表示と計算(瞬時電力と有効及び無効電力など),4)材料定数の複素数(プリント基板や部品などでの比誘電率や比透磁率など),5)線路パラメータの複素数(伝送線路を特徴づける特性インピーダンスや伝搬定数など)について述べた。最後に,複素数は使われるパラメータによっていろいろな意味合いを持つため,それらを正しく把握することで,シミュレーションの設定や結果の解釈が可能になることを付言した。