抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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迷惑施設は地域に長く存続することにより,やがて地域社会に内部化される。本稿では,その過程を名護市辺野古区と米海兵隊基地の歴史,辺野古住民の心情を見つめることで描き出し,内部化した迷惑施設への抵抗の可能性を探る。すなわち迷惑施設は,設置主体によって公共性があると見なされている施設である。この,上から与えられている公共性に抗うためには,理念だけでは弱い。必要なのは,下から積み上げられていった,その先に見えてくる公共性を提示する運動である。そのようにして地域社会から生み出された公共性は,そう簡単には転倒しない。