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J-GLOBAL ID：201502211136542028   整理番号：15A0249624

堆積盆地構造が地震動の周期特性に与える影響 3次元有限差分法を用いた検討

THE EFFECT OF SEDIMENTARY BASIN STRUCTURE ON PREDOMINANT PERIOD OF SEISMIC GROUND MOTION: The analysis using 3-D finite difference method

著者 (3件)： 寺島芳洋 (竹中工務店) ,  平井敬 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  福和伸夫 (名古屋大 減災連携研究セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 708  ページ： 219-229  発行年： 2015年02月28日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地震動特性は,震源特性・震源から基盤までの伝播経路特性・基盤から地表までのサイト特性の三者により定まる。堆積盆地上で観測される地震動は,震源と盆地端部までの伝播経路と盆地構造の影響を受ける。既往の研究では,地震動の最大振幅,継続時間に注目したものがほとんどで,卓越周期に注目した例はほとんど見当たらない。本論文では,3次元有限差分法を用いて検討した周期変動について述べた。特に,盆地構造が地震動の周期特性に与える影響に注目し,種々の特徴的な地震構造モデルを作成してシミュレーションし,トラップ,焦点効果などの各要素の分析を行った。一地点の分析に加え,震動特性の空間分布に注目して検討した結果から,表面波のトラップ,焦点効果により,直達波と反射波,屈折波と径路差による干渉の影響が生ずることが分かった。また,グリーン関数の相反性を利用した計算方法を採用し,多数の震源による地震動を計算し,地震動の変化の傾向を明らかにした。

シソーラス用語： *堆積盆地 ,  *地震動 ,  差分法 ,  波動伝搬 ,  焦点 ,  効果 ,  地質構造 ,  特性 ,  経路 ,  震源 ,  空間分布 ,  表面波 ,  反射波 ,  屈折波 ,  干渉 ,  周期変化 ,  *固有周期 ,  地震応答
準シソーラス用語： サイト特性 ,  トラップ【波動】 ,  トラップ効果 ,  周期変動 ,  焦点効果 ,  震源特性 ,  *卓越周期 ,  *地盤震動 ,  直接波 ,  伝播経路 ,  有限差分法

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  地震学一般  (DC03020A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 堆積盆地 ,  地震動 ,  周期 ,  3次元 ,  有限差分法