抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,国立大学の附属図書館がTwitterをどのように利用しているのか,簡単な実態調査を行い,大学図書館のPRツールおよびサービスツールとしてのTwitterの有効性について考察した。まず,全ての国立大学の附属図書館について,Twitterのアカウントを収集し,ツイートの発言者の属性をプロフィールや図書館の公式サイトを用いて公式アカウントを同定した。次に,TwitterAPIを用いて,各アカウントのユーザ情報およびツイート100件を抽出し,その内容をいくつかのカテゴリに分類した。結果として,大学図書館のツイートの内容は,従来の館報や掲示による広報の範囲内に収まっており,双方向的なやりとりやリツイートによる情報拡散などのTwitterの特性を十分活用しているものではなく,主に簡易的な広報ツールとして使用されていること,また,公式アカウントがフレンドとしてフォローしているユーザの4割はフォロワと重複しており,必ずしも,Twitter上での有用な情報源をフレンドとして登録しているわけではないことなど,まだ,大学図書館のTwitter利用には課題が多いことがわかった。(著者抄録)