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J-GLOBAL ID:201502211256786118   整理番号:15A1090165

国内外における風力発電の系統連系 最新情報を探る ドイツと日本のグリッド運用の相違

著者 (1件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 156-163  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: X0310A  ISSN: 0387-6217  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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我が国の送配電体系は,発電所間を結ぶ27.5万V,50万Vの超高圧送電線網から超高圧変電所により15.4万Vの送電系統に落とし,1次変電所により6.6万V,15.4万Vの送電系統に降圧する。超高圧変電所からの下流は,基本的には配電システムとしてカスケード型の上流から下流への流れが基本となっており,変電所のキャパシティは,当該変電所の下流の電力需要に見合った規模に設定されている。ドイツの送配電体系は,38万・22万Vの超高圧送電線グリッド,11万Vの高圧配電グリッド,1~3万Vの中圧配電グリッド,400Vの低圧配電グリッドの4階層に分かれている。ドイツでは,既に電力消費の25%程度が再生可能エネルギーにより賄われているが,Negative Certical Load等により,国内全体の需要で,再生可能エネルギーによるピーク発電を吸収する体制となっている。「グリッドは配電システムから集電システムに変わった」と述べられているように,ドイツでは,再生可能エネルギーの導入拡大を大前提として,送配電システムも大幅に進化していることがうかがえる。我が国の場合,再生可能エネルギーの経済性強化のみを扱った一面的なフィードインタリフ制度となっており,グリッドの増強がなされてこなかった。欧米では,温暖化対策やエネルギー政策の観点から,再生可能エネルギーにトッププライオリティが与えられている。近年,精彩に欠ける日本経済が,この分野においても世界の進化から取り残されないように切に希望する。
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分類 (1件):
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電力系統一般 

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