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J-GLOBAL ID:201502211265712797   整理番号:15A0406045

不安表現型と環境ストレス要因は,脳のDNA損傷と,NMDA受容体サブユニットおよびグルタミン酸の取り込みの変化に関連する

Anxious phenotypes plus environmental stressors are related to brain DNA damage and changes in NMDA receptor subunits and glutamate uptake
著者 (17件):
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巻: 772  ページ: 30-37  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: C0520B  ISSN: 0027-5107  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,高すくみ行動(CHF)および低すくみ行動(CLF)系統の両方を代表するよう選んだ不安表現型を伴うラットの脳におけるDNA損傷,NMDA受容体サブユニットおよびグルタミン酸輸送レベルに対する慢性の穏和なストレスの効果を調べることを狙った。不安表現型は海馬,扁桃体および中隔側坐核(NAc)においてDNA損傷を誘導した。慢性ストレスに曝露したCHFラットは海馬およびNAcにおいてより著しいDNA損傷を示した。NMDAR1はCHFの前頭前皮質(PC),海馬および扁桃体で増加し,ストレスを与えられたCHFの海馬,扁桃体およびNAcにおいて減少した。NMDAR2AはCHFの扁桃体で減少し,ストレスを受けたCHFで増加した。NAcのNMDAR2Aはストレス後に増加し,CLFでは減少した。NMDAR2BはCLFおよびCHFの海馬で増加した。CLFおよびCHFの扁桃体において,ストレスに関しNMDAR2Bの減少が見られた。NAcのNMDAR2Bはストレスにより減少し,CHFにおいて増加した。PCのNMDAR2BはCHFで増加した。EAAT1はストレスを与えたCLFのPCで増した。全ての群の海馬においてEAAT1は減少した。CHFとストレスを与えたCLFの扁桃体においてEAAT1は減少した。PCでは,ストレスを受けるとEAAT2は減少し,対照のCHFでは増加した。海馬において,CLFではEAAT2は増加し,ストレスを受けたCLFでは減少した。扁桃体においてCHFとストレスを受けたCLFにおいてEAAT2の減少が見られた。これらの発見は,不安表現型とストレスの組合せはより著しいDNA損傷損傷を誘導し,グルタミン酸作動システムにおいてより多くの変化を促進するかもしれないことを示唆する。本発見は,抑鬱や不安の病態生理に関与する機構の共通点を,少なくとも部分的に説明することの一助となるかもしれない。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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精神科の基礎医学  ,  中枢神経系 
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