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J-GLOBAL ID:201502211267901538   整理番号:15A0573066

野生動物による農作物被害への集落ぐるみの対策の課題-階層区分別にみた農家の認識から-

The Issue of Collaborative Management for Crop Raiding: Analyzing Farmer’s Perceptions according to Farm Class
著者 (2件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 59-68  発行年: 2014年11月01日 
JST資料番号: L7477A  ISSN: 0285-1598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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近年,野生動物による農作物被害が大きな問題となっている。こうしたなか,被害を軽減させる被害管理の技術開発は進んでおり,地域住民が一体となって行う集落ぐるみの対策によって,被害の軽減に成功した集落もある。しかし,有効な被害管理に取り組めていない集落も多いのが現状である。先行研究は,集落および農家の農業条件と,それに基づく農業や被害管理に対する認識が,被害管理の手法の選択につながると指摘しているが,一集落内の各農家の世帯単位の被害管理,および集落ぐるみの対策に対する認識はほとんど把握されていない。そこで本研究では,栃木県佐野市A地区において,各農家の被害管理に対する認識を,所有面積による階層ごとに把握し,集落ぐるみの対策に対する影響を考察した。その結果,各階層で被害管理に対する異なる認識が確認された。また,世帯単位の被害管理に対して高い意欲がみられたのに対し,集落ぐるみの対策に対しては,いずれの階層も不満や疑問を持っていた。集落の将来への懸念や,比較的若年層の意欲の低さも把握されたことから,集落ぐるみの対策を有効に取り組むには,農業特性以外の要因も踏まえることが重要と考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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有害動物による植物被害一般  ,  農業経済,農業経営 
引用文献 (24件):
  • 農林水産省『鳥獣被害対策コーナー:全国の野生鳥獣類による農作物被害状況について (平成23年度)』 http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_zyokyo2/h23/index.html (2013年7月4日取得)。
  • 農林水産省『鳥獣被害対策の現状と課題 (平成26年4月)』 http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/pdf/h26_4_meguji.pdf (2014年4月4日取得)。
  • 室山泰之「ワイルドライフ・マネジメント」河合雅雄, 林良博編著『動物たちの反乱 増えすぎるシカ, 人里へ出るクマ』PHP研究所, 2009年, 55~78頁。
  • 小寺雄二「イノシシSus scrofaによる農作物被害への対策とその課題」『生物科学』Vol.60(2), 2009年, 94~98頁。
  • 井上雅央『これならできる獣害対策』農山漁村文化協会, 2008年。
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