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J-GLOBAL ID：201502211299771530   整理番号：15A1189208

DNA付加物を対象とした発生評価のための質量分析および生物学的重要性

Mass spectrometry for the assessment of the occurrence and biological consequences of DNA adducts

著者 (2件)： LIU Shuo (Environmental Toxicology Graduate Program, Univ. of California, Riverside, California, USA) ,  WANG Yinsheng
資料名： Chemical Society Reviews  (Chemical Society Reviews)
巻： 44  号： 21  ページ： 7829-7854  発行年： 2015年11月07日 
JST資料番号： D0479B  ISSN： 0306-0012  CODEN： CSRVBR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 外因性および内因性の複数の化学種ソースは,DNAと直接反応し,または代謝的活性化後に反応して,DNA付加物へと変換される。DNA付加物が修復されない場合には,DNA付加物は,DNA複製を遮断し,或いは,突然変異を誘発することで細胞機能を損なう可能性がある。細胞および組織DNA中のDNA付加物を対象とし,その構造の明確な同定およびレベルの正確な測定は,これらの付加物の生物学的重要性理解への,最初で重要なステップである。過去20~30年間における質量分析(MS)測定器の進歩により,MSは,DNA付加物の構造決定,定量化,生物学的重要性の発見に役立つ重要なツールとなってきている。本レビューにおいて著者らは,DNA付加物分析を対象としたこれらの最前線でのMS技術の開発について纏めた。著者らは,本レビューで議論する重要項目として,サンプル調製,MSとガスクロマトグラフィーベースの,または液体クロマトグラフィー(LC)ベースの分離技術との組み合わせによるDNA付加物の定量的測定,LC-MSに分子生物学ツールを組み合わせることによるDNA付加物のヒト健康への影響力の理解などをとりあげた。抗癌剤の治療的転帰を予測したり,内生および環境的遺伝毒性物質へのヒト曝露をモニタしたり,DNA修復研究に対する質量分析に基づくDNA付加物分析の適用についても論じた。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  *質量分析 ,  *生物学 ,  度 ,  *DNA付加物 ,  レビュー ,  試料調製 ,  ガスクロマトグラフィー ,  液体クロマトグラフィー ,  LC-MS分析 ,  細胞
準シソーラス用語： 健康 ,  *重要性

分類 (6件)： 生物科学研究法一般  (EA03010K) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  核酸一般  (EB04010U) ,  質量分析  (CC03013N) ,  ガスクロマトグラフィー  (CC04013U) ,  液体クロマトグラフィー  (CC04014L)

タイトルに関連する用語 (5件)： DNA付加物 ,  評価 ,  質量分析 ,  生物学 ,  重要性