抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力を貯蔵するための酸化還元反応の利点を有するエネルギー蓄積装置である擬似コンデンサは,リチウムイオン電池(LiB)や電気2重層コンデンサ(EDLC)とは異なる電荷蓄積機構を有し,それらを伸縮動力源として使用することができれば,さらなる利得を実現することができる。動的に伸縮可能な疑似コンデンサの実現と,その機械的・電気的関係の基礎の理解が不可欠になっている。ここでは,バックルされたMnO
2/CNT複合電極を用いて,動的に伸縮可能な疑似コンデンサの電気化学的性能を報告する。0.15秒未満の極めて小さい緩和時間定数は,MnO
2/CNT複合電極における高速酸化還元反応を示し,動的に伸縮可能な疑似コンデンサの安定した電気化学的性能を確保している。この知見および動的伸縮モードの下で機械的変形と結合した擬似コンデンサの挙動から得られる基本的理解によって,LiBよりも高い電力密度,EDLCよりも高いエネルギー密度,および長期ライフサイクル安定性を含む,全体的な性能を向上させるためのガイダンスが得られる。最も重要なことであるが,これらの結果は,伸縮性のある擬似コンデンサの,フレキシブルエレクトロニクスや生体医学エレクトロニクスへの応用を加速させる可能性がある。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST