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J-GLOBAL ID:201502211392119990   整理番号:15A0811231

ドセタキセルを充填した破片ナノ粒子は乳癌の転移および増殖を阻害する

Shrapnel nanoparticles loading docetaxel inhibit metastasis and growth of breast cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 64  ページ: 10-20  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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転移は,乳癌の治療の成功のための主要な障害の一つである。乳癌の転移及び増殖を同時に阻害するために,還元及び酵素感受性特性を備えた新規ドセタキセル(DTX)充填破片ナノ供給システムを設計し開発した。まず,メトキシポリエチレングリコール-ペプチド-ビタミンEスクシナート(PPV),マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)感受性コポリマーは,酵素敏感性ペプチドを用いてmPEGとビタミンEスクシナート(VES)を結合することにより合成した。次に,DTX充填メトキシポリエチレングリコール-S-S-ビタミンEスクシナート(PSV)ミセル(DPM)@PPVベースリポソーム(DPM@PL)はPPVベースリポソーム内にDPMを組み込むことによって製造した。DPM@PLは,平均粒径113.3±2.7nmの破片構造を示した。DPM@PLの薬物充填およびカプセル化効率は,それぞれ1.93%と99.02%であった。薬剤の明らかなバースト放出(>90%)がMMPおよび還元型グルタチオンでシミュレートされた腫瘍の微小環境内で観察された。4T1細胞内のDPM@PLの細胞取込みと細胞毒性が活性化したMMP-9の前処理後に著しく強化された。Taxotere(登録商標)と比較して,DPM@PLは肺および4T1腫瘍を有するマウスの腫瘍におけるDTXの分布を著しく増加し,増強したDTX誘導アポトーシスと減少転移促進蛋白質発現を介してin situ腫瘍増殖および肺転移形成を効率的に阻害した。生理食塩水群と比較して,腫瘍体積及び肺転移に対するDPM@PLの阻害率は,それぞれ約81%及び92%であり,それは重大な全身毒性を生じなかった。結果として,DPM@PLは,乳癌の治療成功のための有望なナノデリバリーシステムの可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  生体膜一般 

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