抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Bi
2Sr
2CaCu
2O
8+δ固有ジョセフソン接合を用いたテラヘルツ波発振素子の高出力化を目指し,その矩形メサ内の異なるキャビティ共振モード毎の放射パターンおよび,それらのパターンから放射電力のバイアス電圧依存性を計算した。発振周波数0.332,0.494,0.648THzに対応した電圧にバイアスすることで生じた112,111,121モードの共振を反映した磁流分布がメサの側面において得られた。これらの分布より計算した放射パターンは,112および111モードではV字型であったのに対して,121モードではグランド面に対して垂直なビーム状となり,垂直方向で最高の電力密度が得られた。これらの放射パターンを考慮して計算した放射電力のバイアス電圧依存性により,121モードで放射電力の最高値が得られ,実験結果と定性的に一致することが示された。以上の結果より,メサのアレーにより高出力化を行う際,121モードが有効であるといえる。(著者抄録)