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J-GLOBAL ID：201502211434602173   整理番号：15A0451983

全国規模の実測データによる道路橋の劣化特性とその定量的評価

THE METHOD OF THE QUANTITATIVE EVALUATION OF THE DEGRADATION CHARACTERISTIC OF THE HIGHWAY BRIDGE IN JAPAN USING DATA OF PERIODIC INSPECTION

著者 (3件)： 玉越隆史 (国土交通省国土技術政策総合研究所橋梁研究室) ,  横井芳輝 (国土交通省国土技術政策総合研究所橋梁研究室) ,  石尾真理 (国土交通省国土技術政策総合研究所企画課)
資料名： 土木学会論文集 F4(建設マネジメント)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F4 (Construction and Management) (Web))
巻： 70  号： 4  ページ： I.61-I.72 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0303A  ISSN： 2185-6605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,道路橋における実測データを用いた将来状態予測によって維持管理戦略の立案等を支援するアセットマネジメント手法の実現性について実証的検討を行ったものである.2004(平成16)年から同じ要領によって全国の直轄道路橋で蓄積されてきた近接目視に基づく定期点検データに対し,社会資本への適用性検討例のある複数の既存劣化予測手法を適用した.その結果,推計手法の相違によって将来の予測結果には維持管理戦略に影響を及ぼす差が生じる可能性があることがわかった.また,諸元や部材位置,使用条件等によって劣化の特徴は大きく異なる.これに対し,劣化予測における信頼性確保の観点から,点検ではこれらの条件をできるだけ一致させることができるように細分化された単位でデータを取得し,蓄積していくことが有効であることを示した.さらに着目する劣化事象について,ばらつきに関する情報を含む劣化の特徴を簡便に評価できる実務的な手法を提案した.(著者抄録)

シソーラス用語： *道路橋 ,  維持管理 ,  劣化 ,  点検 ,  管理システム ,  測定データ ,  *定期検査 ,  肉眼検査 ,  *寿命予測 ,  老朽化 ,  橋梁マネジメントシステム ,  橋梁点検 ,  資産管理
準シソーラス用語： アセットマネジメント ,  *劣化予測

分類 (1件)： 道路の維持修繕  (RC08050E)

引用文献 (26件)：

• 1) 玉越隆史,大久保雅憲,横井芳輝:平成24年度道路構造物に関する基本データ集,国土技術政策総合研究所資料,No. 776,p. 55,2014.1
• 2) 玉越隆史:近年発生した橋梁の重大損傷の概要,道路,Vol. 816,No. 3,pp. 28-32,2009.3
• 3) 玉越隆史,大久保雅憲,星野誠,横井芳輝,強瀬義輝:道路橋の定期点検に関する参考資料(2013年版)-橋梁損傷事例写真集-,国土技術政策総合研究所資料,No. 748号,2013.7
• 4) 宮川豊章,保田敬一,岩城一郎,横田弘,服部篤史:土木技術者のためのアセットマネジメント,土木学会論文集F,Vol. 64,No. 1,pp. 24-43,2008.2
• 5) (社)土木学会編:アセットマネジメント導入への挑戦,技報堂出版,2005.11

タイトルに関連する用語 (4件)： 規模 ,  実測データ ,  道路橋 ,  定量的評価