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J-GLOBAL ID：201502211561340609   整理番号：15A0302911

開水路乱流の自由水面における流速発散に及ぼす桟粗度の影響

HYDRODYNAMIC EFFECTS OF STRIP ROUGHNESS ON SURFACE VELOCITY DIVERGENCE IN OPEN-CHANNEL TURBULENT FLOWS

著者 (3件)： 山上路生 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  高橋和矢 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  戸田圭一 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 71  号： 1  ページ： 1-10 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガス輸送をモデル化する上で,有用なパラメータとして水面流速の発散強度が注目されている.一般に実河川のガスフラックスの計測は困難であり,流速発散値による予測手法の確立は実用上極めて重要である.一方で流速発散の特性は十分に解明されておらず,路床で生成される乱流渦や組織構造との関係もわかっていない.これらの点を解明すべく桟粗度を有する開水路流れに焦点を当てて,流速および粗度間隔を系統変化させて乱流計測を行った.同じ流量および水深の条件の下では,乱れ強度やエネルギーは粗度間隔に大きく依存するが,発散強度も同様の傾向がみられた.特に乱れ統計量と発散強度はともに最大ピークをもつ粗度間隔が存在することがわかった.また発散強度をテイラースケールやコルモゴロフスケールで予測できるモデルを開発した.(著者抄録)

シソーラス用語： 気体輸送 ,  自由表面 ,  水面 ,  乱流 ,  開水路 ,  *開水路流 ,  *発散 ,  計測 ,  *粗度 ,  屋内試験
準シソーラス用語： *桟粗度 ,  乱流計測 ,  *流速発散

分類 (1件)： 開水路の流れ  (RC10015U)

引用文献 (25件)：

• 1) Danckwerts, P. V. : Significance of liquid-film coefficients in gas absorption, Ind. Eng. Chem., Vol. 43, pp. 1460-1467, 1951.
• 2) McCready, M. J., Vassiliadou, E. and Hanratty, T. J. : Computer simulation of turbulent mass transfer at a mobile interface, AIChE J., Vol. 32, pp. 1108-1115, 1986.
• 3) 杉原裕司,山上路生:界面水理学における乱流とガス交換-実験とモデルの進展-,ながれ,第30巻,第3号,pp. 181-194, 2011.
• 4) Tamburrino, A. and Gulliver, J. S. : Free-surface turbulence and mass transfer in a channel flow, AIChE Journal, Vol. 48, No. 12, pp. 2732-2743, 2002.
• 5) Banerjee, S., Lakehal, D. and Fulgosi, M. : Surface divergence models for scalar exchange between turbulent streams, Int. J. Multiphase Flow, Vol. 30, pp. 963-977, 2004.

タイトルに関連する用語 (7件)： 開水路 ,  乱流 ,  自由水 ,  流速 ,  発散 ,  桟 ,  粗度