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J-GLOBAL ID:201502211618545327   整理番号:15A0899812

カイコガ,Bombyx mori由来の2つの幼若ホルモン誘導性転写因子の同定

Identification of two juvenile hormone inducible transcription factors from the silkworm, Bombyx mori
著者 (14件):
資料名:
巻: 80  ページ: 31-41  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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幼若ホルモン(JH)は昆虫の多くの生理学的過程を制御する。しかし,特にもう一つの主要なホルモンエクジステロイドと比較して,JHが活性であるシグナルカスケードはまだ完全には解明されていない。本論文で,著者らはカイコガ,Bombyx moriにおいてJHシグナル経路の候補成分として2つのJH誘導性転写因子を同定した。DNAマイクロアレイ解析の結果,2つの転写因子遺伝子であるE75と分割mβの転写促進因子(E(spl)mβ)の発現がNIAS-Bm-aff3細胞における幼若ホルモンI(JH I)によって誘発されることが分かった。リアルタイムRT-PCR分析によって,4つのE75イソ型(E75A,E75B,E75CおよびE75D)とE(spl)mβの発現はJH I添加後に3~8倍大きくなることを検証できた。蛋白質合成阻害剤シクロヘキシミドの添加は遺伝子のJH誘発発現を抑制しなくて,それらがJHによって直接誘発されることを示した。E75とE(spl)mβのJH誘発発現は4つの他のB.mori細胞系統および最終齢幼虫の幼生血液細胞で観察された。特に,E75A発現はJH類似物質フェノキシカルブの局所投与によって幼生血液細胞で著しく強く誘発されて,この誘発発現のレベルは20-ヒドロキシエクジソンを幼生に与えることによって産み出されるものに相当した。これらの結果はE75とE(spl)mβがJHの一般的で直接的なターゲット遺伝子であり,これらの遺伝子でコード化された転写因子がJH信号伝送において重要な役割を果たしていることを示唆した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  遺伝子発現 
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